JR四国に2016年春、「予讃線8000系アンパンマン列車」がデビューします。外観はアニメ「それいけ!アンパンマン」のキャラクターなどがデザインされるほか、車内にはアンパンマンの世界観の中で列車の旅が楽しめる指定席「アンパンマンシート」も設置されます。
「予讃線8000系アンパンマン列車」とは?
JR四国では、四国内各エリアで「アンパンマン列車」を展開。その一つ「予讃線アンパンマン列車」は、2001年に「2000系」特急型ディーゼル車(11両)でデビュー。これまで岡山・高松~松山間及び松山~宇和島間で運転されてきました。
デビューから2014年度までに「予讃線アンパンマン列車」全体では1,030万人、「アンパンマンシート」は12万8千人の利用がありました。
そして今回、岡山・高松~松山で運転している「8000系」特急型電車(8両)にも登場することとなりました。
これまでの同社「アンパンマン列車」は予讃線以外も含めすべて”ディーゼル車両”でしたが、今回は初の”電車”による「アンパンマン列車」となります。
「予讃線8000系アンパンマン列車」の外観デザイン
デザインコンセプトは「虹の架け橋」。本州と四国を結ぶ予讃線のコンセプトシンボルとして、アンパンマンの世界の「五色の虹」を採用します。
白色をベースに、沿線風景の瀬戸内海の海や山々にも映える鮮やかな虹で各車両を結ぶデザイン。各車両には四国の賑わいを盛り上げるキャラクターやその風土に親和性の高いキャラクターを効果的にデザインに取り入れます。
「予讃線8000系アンパンマン列車」の車内
1号車「アンパンマンシート」
1号車には、特別な旅の特別なスペースとして様々な演出がある「アンパンマンシート」を設けます。なお、グリーン席にはアンパンマンの装飾はありません。
アンパンマンシート車内は外装デザインの「虹」を取り込んだカラフルな空間に。シートは、虹の5色のストライプ柄にアンパンマン、ばいきんまん、ドキンちゃんが描かれており、シートに座って記念写真が撮れます。
また、テーブルを開くと、ミニ運転席が現れ、ごっこ遊びが楽しめます(2席に1席)。そのほか、カーテンや床面も装飾します。
デッキは外装の「虹」からの繋がりと広がりをテーマに「空」をイメージした明るいスペースに。また、ウエルカムエンブレムを掲出し、フォトポイントにもなります。
洗面台はデッキテーマの「空」からの繋がりとして「ピンクの夕空」をテーマにした、おしゃれでかわいい空間に。トイレは「みどり」をテーマにした、さわやかで気持ちのいい空間に仕上げます。
2号車~8号車
「予讃線アンパンマン列車」は定期の特急列車として運転しているため2~8号車は一般客に配慮した違和感のないレベルの演出となります。
アンパンマンの世界の「五色の虹」と各車両毎に四国の賑わいを盛り上げるキャラクターやその風土に親和性の高いキャラクターが効果的にデザインされた外装デザインを車内天井部分にも表現します。
どの列車で乗れるの?
この「予讃線8000系アンパンマン列車」は2016年3月26日(土)より、岡山・高松~松山間の特急「しおかぜ」「いしづち」などの一部列車で運転されます。
また、現在11両ある予讃線アンパンマン列車「2000系」については3両を残し、下記ダイヤで特急宇和海として松山・宇和島間で運転をします。
画像提供:JR四国
・アンパンマン列車 - JR四国公式ページ。「アンパンマン列車」の紹介など
・8000 系特急形電車「アンパンマン列車」~車内デザインが決まりました!~ - JR四国ニュースリリース
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