福岡県の西日本鉄道は2月4日、天神大牟田線に新型車両「9000 形」を導入すると発表しました。
従来車両「5000形」の置き換え用で、同社の車両モデルチェンジは天神大牟田線3000形(2006年デビュー)以来11年ぶりとなります。
歴代車両のDNAを継承したカラー
外観は車体側面にロイヤルレッドの帯を配置し、同社歴代の車両でも多く使用されている“赤帯”のDNAを継承。
一方先頭部では貫通扉をカラーリングの基軸として縦のラインを強調することで、前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現しています。
明るい車内、バリアフリー・案内も充実化
車内は白を基調とした明るく清潔感のある色調とし、各部にガラスを積極的に採用することで、見通しの良い開放的な車内環境を創出。一人あたりの座席占有幅を既存車よりも拡幅します。
ロングシート中間部へスタンションポール(縦手すり)を増設、一般エリアと識別化した優先スペースの全車両への設置や扉開閉動作ランプの新設など、バリアフリー機能の拡充も行います。
また乗降口上部に4ヶ国語表記(日・英・中・韓)に対応した車内案内表示器を2画面ずつ設置するほか、車外行先表示器にフルカラーLED表示器を採用し、行先や種別の視認性向上を図ります。
既存車両より約50%の省エネルギー化
主要な電気機器は次世代半導体素子「SiC」を適用したインバータを採用し、前照灯・尾灯・車内照明などすべての照明装置をLED化することで、既存「5000形」と比較し約50%の省エネルギー化を図っています。
西鉄電車「9000形」は、2017年3月に10両、2017度までに計18両を導入する予定です。
・天神大牟田線に新型車両「9000形」を導入 - 西日本鉄道ニュースリリース
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