近鉄南大阪線・吉野線に観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」デビューへ

  • 公開 2016.02.17

近鉄(本社:大阪市)は2月17日、大阪阿部野橋~吉野間で今秋運行を開始する新しい観光特急列車の名称を「青の交響曲(シンフォニー)」とすると発表、運行スケジュールおよび運行ダイヤもあわせて発表しました。


近鉄、南大阪線・吉野線に新しい観光特急列車を導入へ(2015/09記事)


近鉄南大阪線・吉野線の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」外装イメージ

近鉄南大阪線・吉野線の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」外装イメージ


この観光特急列車は「上質な大人旅」をコンセプトに、3両1編成の車両を大幅に改造。車両外装は落ち着いた色調とし、車内も大人の上質な空間を演出します。



近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」車両レイアウト

近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」車両レイアウト


外装


外装は落ち着いた濃紺色にゴールドのラインをあしらいます。また、車両前面や側面にはエンブレムなど特別な装飾を施します。


座席スペース(1・3号車)


座席はすべて2列+1列で幅広のデラックスシートです。グループでの旅行を楽しめるテーブルを備えた「サロン席(3~4人用)」「ツイン席(2人用)」も設置。


近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」座席スペース(1・3号車)イメージ

近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」座席スペース(1・3号車)イメージ


座席・カーペット・カーテンには、それぞれ質感のある素材を使用、また地元の吉野地域の竹材を座席の一部に使用します。


ラウンジ車両(2号車)


ホテルのラウンジをイメージ。革張りのソファを配置し、LED の間接照明を活用して非日常感を感じられる空間をつくりだします。


近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」ラウンジ車両イメージ

近鉄南大阪線・吉野線の観光特急列車「青の交響曲」ラウンジ車両イメージ


ラウンジ車両には大型のバーカウンターを設置し、専属のアテンダントが地元の特産品を活用したスイーツやワイン・地酒・ハイボールなどを販売。
背面はホテルのバーをイメージしたディスプレイとなっています。


ラウンジ車両の大型バーカウンターのイメージ

ラウンジ車両の大型バーカウンターのイメージ


ミュージックホーン、発車メロディ


「青の交響曲(シンフォニー)」にちなみ、クラシック曲をアレンジしたメロディを制作し、このメロディを鳴動するミュージックホーンを車両に装備するほか、出発予告放送(発車メロディ)として大阪阿部野橋駅で放送します。


「青の交響曲(シンフォニー)」名称ロゴ

「青の交響曲(シンフォニー)」名称ロゴ


近鉄観光特急列車「青の交響曲(シンフォニー)」は2016年9月10日(土)より運行を開始。水曜を除く週6日の運行で、1日2往復(4便)の運行となります。


停車駅は現在の同線特急停車駅と同様。料金(特急料金+特別車両料金) は大人720円、小児370円で、乗車にはこのほかに普通運賃が必要です。


運休日や通常運行ダイヤ以外の時間帯を利用して、「ワイン列車」などのイベント列車や貸切列車も運行する予定です。


画像提供:近鉄


青の交響曲 Blue Symphony - 近鉄公式紹介ページ


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