国土交通省はこのほど、2019年台風19号の被害により運転見合わせ区間がある北陸新幹線（金沢・富山方面）・JR中央線（甲府・松本方面）の今後の見込みや鉄道代替アクセスルートの状況を発表した。
北陸新幹線 金沢・富山方面への代替輸送路について（国土交通省ニュースリリースより）
北陸新幹線は、排水が終了したことから10月15日より調査開始。電源装置の復旧には、概ね1～2週間程度かかる見込みとなっている。ただし信号制御装置等このほかの設備に不具合が認められた場合には、設備の復旧まで更に時間を要することになる。再開したとしても、車両が浸水したことにより運転本数はこれまでの5～6割程度となる見込み。東京方面から金沢・富山方面へは以下の主な代替ルートによりアクセス可能となっている。
１、東海道新幹線（米原駅経由）・特急しらさぎを乗継ぐルート
２、東海道新幹線（京都駅経由）・特急サンダーバードを乗継ぐルート
３、上越新幹線（長岡駅経由）・特急しらゆき（上越妙高駅経由）・北陸新幹線を乗継ぐルート
またJR中央線は高尾～大月間の運転再開は10月18日の見込み。ただし一部単線運転があるため、当分の間は1時間に1本程度の運転、全面運転再開は10月末頃の見込みで特急は全面運転再開まで運休する。東京方面から甲府方面へは東海道新幹線（静岡駅等経由）と特急ふじかわや身延線臨時快速を乗り継ぐルートでアクセス可能で、東京方面から松本方面へは以下の主な代替ルートによりアクセス可能となっている。
１、北陸新幹線（長野駅経由）・特急しなのを乗継ぐルート
２、東海道新幹線（名古屋駅経由）・特急しなのを乗継ぐルート
ＪＲ中央線 甲府・松本方面 代替輸送路について（国土交通省ニュースリリースより）
上記鉄道代替アクセスルートは10月17日からの内容（2019年10月16日現在）となる。詳細は同省ホームページ内リリースに掲載されている。
リンク
北陸新幹線、10/25全線再開へ 全体8割・東京金沢直通9割確保（2019/10/18記事）
台風払い戻し、慌てないで JR東、きっぷ1年以内ならOK・無手数料（2019/10/11記事）
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