“成田空港の秘境駅”東成田駅から、芝山千代田(しばやまちよだ)駅まで1駅区間だけの路線「芝山鉄道」に乗ってみます。
しかし、発車時間寸前になっても何も放送が無く、不安に…。
「まもなく電車がまいります」といった放送も無く、いきなり電車がゴーっとやってきたではありませんか!びっくり!
そして電車が完全に停車する前から鳴り響くブザー音。一瞬焦ります。
何とか乗り込みます。芝山鉄道と直通している京成電鉄の車両でした。平日日中のため車内も空いています。
動き出し、電車はいよいよ芝山鉄道線を走ります。芝山鉄道は東成田駅が起点なのにもう「次は終点」の文字です。
車内が急に明るくなりました。トンネルを出て地上に上がっています。
窓の外の雰囲気にちょっとした違和感を覚え、車窓をよく見てみると…
わ!飛行機が目の前に!
芝山鉄道は想像以上に空港の近くを走る路線でした。
空港の近くを走るモノレールなどもありますが、それともまた違い地上の同じ目線で飛行機の正面が近距離で見られることが新鮮です。
車窓に見とれているうちにあっという間に終点、芝山千代田駅に到着。乗車時間はわずか3分、距離にして約2.2km。日本一短い普通鉄道の私鉄です。
後ろを振り返ると、車窓から見えた飛行機群がまだ見えます。
ホームの端の方へ。この距離で線路・架線・ホーム・飛行機の組み合わせは新鮮に感じました。
下車すべくホームから階段を降りました。
すると、突然『埴輪』がお出迎え!?
改札を出る前に、あえて有人窓口に寄ります。
きっぷを見せて駅務員に申し出ると「芝山鉄道線乗車記念証明書」(2016年3月より配布中、数量限定)がもらえるのです。
記念スタンプもありました。
改札出て正面には、顔ハメ看板までありました(笑)。
さて外に出てみましょう。外観はこのようになっていました。
売店もありましたが、営業していないようでした。
そして駅のロータリーにもこのようなオブジェが!
どうやらこの周辺は古墳がとても多く、はにわも多く出土するそうです。なるほど、だから駅の中にも埴輪がいたのですね。
高架橋は今にもその先が続きそうな形で終わっていて印象的でした。
再び切符を買って、東成田駅に引き返します。飛行機車窓を堪能。
東成田駅で下車。ゴーという音と共に電車は去って行きました。
なお、こちらの記事でもご紹介しましたが、芝山鉄道線ではSuica・PASMOなどのICカードは使えませんのでご注意を!
【動画】
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