新潟周辺エリアのJR線に2つの個性派リゾート列車が2014年・2015年に相次いでデビューしました。
両者が初めて揃ったこの夏は、3年に1度の世界最大規模の国際芸術祭も開催。
この夏注目の新潟リゾート列車旅をご紹介します!
車内で利き酒も!「日本酒」がコンセプト「越乃Shu*Kura(コシノシュクラ)」
米どころ、酒どころとして有名な新潟に2014年デビューした「日本酒」がテーマの列車です。上越妙高~十日町間などを走ります。
車内では日本酒の試飲のふるまいや、5種の利き酒もできるバーカウンターを設置するなど、列車に乗りながら新潟の地酒が堪能できます。
酒樽を模したカウンターテーブルがオシャレな2号車のフリースペース。決まった時間にはジャズの生演奏も。
サービスカウンターでは、5種類の日本酒呑み比べ(クーポンチケット制)や、グッズの購入などができます。
新潟県を代表する蔵元の方々による、日本酒にまつわる話を聞きながら試飲できるイベントなども実施。
この列車は2種類の楽しみ方ができます。1号車は”旅行商品専用”車両となっており、とことん楽しみたい方にオススメ。
1号車は日本海が一望できるペアシートや広々したテーブルの3・4人用ボックスシートなど、座席も特別。
加えて、プランの中にオリジナルメニュー「水と大地の贈り物」が付いています。日本酒カクテル、日本酒に合わせた食事、地酒セット、呑み比べクーポンが付くほか、列車のロゴ入りの巾着・おちょこももらえます。
ちなみに、メニューの日本酒の部分がソフトドリンクになるソフトドリンクコースなども用意されているので、20歳未満の方やお酒が飲めない方でも楽しめますよ。
3号車は一般指定席となっていて、気軽に乗ってみたい方にオススメ。
一般の指定席もゆったりした座席となっており、フリーのソファースペースもあります。
”おばあちゃんの家”のようなふる里列車「おいこっと」
2つ目は、千曲川(信濃川)沿いに、里山、田畑、民家など、のどかな田園風景が連なる飯山線(長野~十日町間)を走る”ふるさと”列車です。
「おいこっと」は「日本人のこころのふる里」を巡る旅がコンセプト。千曲川をのぞむのんびりした車窓と地元の方々による心温まるおもてなしが受けられます。
車内は、まるで「おばあちゃんの家」のような古民家風のデザインになっています。
1つ目の「越乃Shu*Kura」と2つ目の「おいこっと」は、十日町駅で乗り継ぎすることが可能(接続しない日も有り)です。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」
3年に1度開催の世界最大級の国際芸術祭。今年は世界35の国と地域から約350組のアーティストを集めて、7月26日(日)~9月13日(日)まで開催されます。
芸術祭には、豪雪地帯として知られる山間の集落で展開されるアート作品を見に、毎回50万人近い人が訪れます!
- 越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
- 絵本と木の実の美術館
- 「森の学校」キョロロ
- まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」
- JR飯山線アートプロジェクト
などなど。JRの旅行商品「びゅう」では、雄大な里山を舞台に点在するアート作品を効率よく鑑賞できる旅行商品をが販売されています。
オイシイところ取りもできる!
2つのリゾート列車と芸術祭を両方楽しむことも可能。例えば「越乃Shu*Kura」で新潟の地酒や食を楽しんだ後、十日町で「おいこっと」の乗り継ぎ時間まで「大地の芸術祭」を体感。
その後は飯山線「おいこっと」に乗って、土市駅や越後水沢駅のアート作品を車窓から鑑賞しながら、長野まで千曲川沿いの「日本人のこころのふる里」を巡る旅ができます。
「大地の芸術祭」以外にも、越後三大花火と呼ばれる「ぎおん柏崎まつり」「長岡まつり」「片貝まつり」の3つの花火大会など、夏を満喫できるイベントが沢山。
この夏は列車もイベントもアツい新潟を旅してみては!
画像提供:JR東日本
- ・大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015 - 芸術祭公式サイト
- ・大地の芸術祭旅行商品パンフレット - JR東日本「びゅう」
- ・水と大地の贈り物 「越乃Shu*Kura」 - JR東日本新潟支社
- ・飯山線観光列車おいこっと - JR東日本長野支社
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