主に土休日などに大宮~浅草、浅草~鬼怒川温泉・東武日光などを走る東武鉄道の展望列車「スカイツリートレイン」。
東京スカイツリー®、鬼怒川温泉をはじめとする様々な風景が楽しめるよう、屋根から回り込む天窓のような展望窓になっているなど仕掛けが満載の列車です。
今回は”大宮発浅草行”のスカイツリートレインに乗ってみました。埼玉県や北関東エリアはもとより、大宮を通る東北・上越・北陸新幹線などの沿線から東京スカイツリータウン®・浅草への観光にも便利です。
東武鉄道の大宮駅に到着。壁には、大宮発「スカイツリートレイン」の案内がありました。
「スカイツリートレイン」は4両編成で、どの号車にも1人掛け座席があるほか、2・4号車の2人掛けは座席が窓側に向いています。
大宮発スカイツリートレインは乗車券の他に特急券(510円)を購入し乗車可能。特急券は東武線各駅や東武トラベル各支店などで購入でき、当日空きがあれば直前の購入も可能です。
それでは改札口をくぐります。
2番線(写真右)に停車している列車が「スカイツリートレイン」です。
シンボルである東京スカイツリーのイラストが描かれ、カラフルな模様が目をひきます。沿線の利用客も珍しさからか写真を撮る人もチラホラ。
途中の停車駅は春日部、北千住、とうきょうスカイツリー、浅草です。
スカイツリートレインのロゴマークです。ちなみにこの車両の形式名は、東京スカイツリーの高さ(634m)にちなんで「634型」なんですよ。
ドア付近にいるアテンダントの方に切符を見せて、いざ乗車。
3号車の車内です。天井近くまで回り込んだ窓で車内はとにかく明るく、普通の電車にはない非日常的な空間でワクワクします。また眺望を良くするため、床が少し高くなっています。
1人掛けシート。一人旅でも相席を気にすることなく満喫できます。
4号車の「ペアスイート」。座席が窓に向いているので、車窓を存分に楽しむことができます。
3・4号車は青系のシートであるのに対し、1・2号車は赤系になっています。
「スカイツリートレイン」は4両編成とコンパクトながら、様々な設備が盛り込まれています。車内探検をしてみましょう。
1・3号車には車いすスペースが設けられています。
先頭車の車端部にはフリースペース「前面展望スペース」が。運転士気分で前面展望を楽しめます。
「スカイツリートレイン」の座席上には荷棚がないため、各号車には荷物置場が設置されています。大きい荷物でも安心。
2・4号車には、道中ゆったりとくつろぎながら語らえるサロン(フリースペース)もあります。
1・3号車にはトイレがあります。中は広く、車いす対応になっているほかベビーベッド・チェンジングボード(着替え台)も装備。写真右側にはカーテン付の洗面台も。
各号車の車内には映像モニターがあり、乗車時には東武沿線の観光情報が流れていました。
2・4号車にはカウンターテーブルがあり、沿線案内や周辺のガイドが置かれているので便利です。
ちなみにこのカウンターテーブルの木(杉)は、樹齢約400年という日光杉並木の御神木を使用しており、焼印が押されています。
3号車には売店もあります。飲み物やお弁当、おつまみやお土産グッズなどが売られていました。
お弁当やサンドイッチは積み込みが少ないようなので、お早めに。お弁当は予約も可能です。
筆者は「東京スカイツリー®弁当」をゲットしました。
自分の席に戻り、ランチタイムです。スカイツリーの形をした可愛らしいお弁当です。
中身は、東京が元祖とされているオムライスに、大きなエビフライが乗っており、子供から大人まで楽しめるものになっています。
お弁当を食べていると、アテンダントさんから記念乗車証を頂きました。裏は記念スタンプ用紙になっています。
2号車のカウンターテーブルにスタンプが用意されているので、押してみました。
しばらくすると、アテンダントさんが記念撮影ボードをもってやってきました。記念撮影してもらえるそうです。
大宮から1時間弱。あっという間に、車窓に東京スカイツリーが見えてきました。展望窓でもおさまりきらない大きさです。
とうきょうスカイツリー駅に到着。駅名標と屋根の間にチラっと見えているのがもう東京スカイツリーです。
駅構内には記念撮影に最適な顔出しパネルもありますよ。
改札口を出れば正面に商業施設「東京ソラマチ®」と直結しています。
駅から外に出れば、真上が東京スカイツリーです。
今回ご紹介した大宮発浅草行の「スカイツリートレイン」は主に土曜日に運行。このほか浅草~鬼怒川温泉・東武日光方面を走る「スカイツリートレイン」(主に週末運行)もあります。
日によって運転区間・時刻が異なりますので、具体的なダイヤは東武鉄道公式の「スカイツリートレイン」ページでご確認を。
・スカイツリートレインのご紹介 - 東武鉄道公式。運行日・時刻表なども
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