もうすぐ3月3日、ひな祭り。ひな祭りといえば、お雛様ですよね。
そのお雛様が今年も、ある駅のホーム階段に飾られているというので、早速見に行ってみました。
やってきたのはJR総武線の両国駅。国技館の最寄駅でもあります。
いったん駅の外に出てみましょう。この両国駅は駅舎もレトロで、1929年製の2代目駅舎です。
西口から改札の中に入ります。さすが国技館の最寄駅だけあり、駅構内も「満員御礼」の垂れ幕や、歴代有名力士の手形や写真などが飾られており、大相撲の雰囲気が出ています。
また、駅構内には「土俵」を模した床もあります。ぜひ探してみてくださいね。
さて改札を入ると、総武線ホームの手前に、なにやら赤じゅうたんが敷かれた通路を発見。
ここはかつて房総方面への長距離列車の発車ホームとして利用された「3番線」(現在も臨時ホームとして使用)への通路。現在はギャラリーとして開放されており「両国駅歴史展」として全44枚のパネルが展示されています。
この通路をつきあたりまで進んでみると…!?
とても見事な雛壇が現れました。
数えた所17段の階段を埋め尽くしていた雛人形。
設置に一体どれくらい時間がかかったのでしょうか!?
この雛人形展示は房総半島の勝浦で行われるかつうらビッグひな祭りのPRを兼ねているようで、会場の情報やアクセスに便利な臨時列車などのポスターとともに展示されています。
ちなみにその階段の先にある3番線ホームの屋根の骨組みは、なんと昔のレールが使われています。
3番線はレトロなホームの雰囲気にあわせて、おしゃれな駅名標などがたてられています。
最後に…この両国駅の「住所」をご存知でしょうか?
「東京都墨田区横網1丁目」にあります。
「お、相撲だけに地名も横綱なのか!」と思った方は、漢字をもう一度よーく見てください。
『横網(よこあみ)1丁目』です…!
撮影:小春
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