交通系ICカード相互利用で頭に入れておきたい5つのこと

  • 公開 2013.03.25

2013年3月23日より「全国交通系ICカードの相互利用」がスタート。
これによって、どう便利になるのか?

頭に入れておきたい点なども含め、簡潔にわかりやすくまとめてみた。

相互利用の対象となるカード

国内の全ての交通系ICが相互利用になったわけではなく、主要なカード間のみ相互利用ができる。
3月23日より相互利用となったのは下記の10カード。

・Kitaca (キタカ;JR北海道)
・Suica (スイカ;JR東日本など)
・PASMO (パスモ;関東圏私鉄など)
・TOICA (トイカ;JR東海)
・manaca (マナカ;名古屋圏私鉄など)
・ICOCA (イコカ;JR西日本、JR四国)
・PiTaPa (ピタパ;関西圏私鉄など)
・SUGOCA (スゴカ;JR九州)
・はやかけん (福岡市営地下鉄)
・nimoca (ニモカ;福岡圏私鉄など)

上記カード間でできること・便利になること


簡単に言えば、現在上記のどれかを持っている場合、相互利用エリアでも同じことが出来るようになる。

・手持ちの1枚のカードで、他エリアの鉄道・バスの乗車が可能。
・他エリアの電子マネーとしてコンビニなど買い物ができる(PiTaPaを除く)
・IC残高で自動券売機で切符を買える。
・他エリアの券売機などでチャージが出来る。


などができる。


頭に入れておきたいこと


ただし、できないことや、機能に制限がある場合もあるので注意が必要。

・エリアとエリアをまたいでの利用はできない
例えば、横浜(Suicaエリア)から東海道本線に乗って静岡駅(TOICAエリア)でタッチして降りるようなことはできない。

・他エリアで「オート」チャージはできない

・PiTaPaでは他のエリアで電子マネーとしては使えず、他のカードでPiTaPa電子マネーとして使用することも出来ない。

・他エリアの定期券情報をいれることはできない

・今回の相互利用対象カードは導入されているるものの、相互利用に対応しない路線・バスもある。

といったところだろうか。


おわりに

10種類のどれか1枚さえ持っていれば、国内の各エリアの都心部は同じICカードで乗れる時代が来た。

ただし、上記のように頭に入れておきたい注意点もあるので、また気になったらこの記事を確認していただきたい。


記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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