東海道新幹線「N700A」デビュー。N700系との違いは!?

  • 公開 2013.02.08

【追記】「N700S」との違いはこちら↓


新幹線N700SとN700Aの違いを写真で徹底的に比べてみた(2018/05/12記事)


2013年2月8日より東海道新幹線に新しい車両「N700A」がデビュー。
テレビや新聞などで大きく取り上げられ、ニュースで見たという方も多いのでは!?


「N700A」の側面に描かれているロゴ。実はN700系との外観上の一番の違いはこれかもしれない。


しかしちょっと知っている方や、東海道新幹線に乗る方からすると「『N700系』と、どこが違うの?」と思われる方も多いハズ。

そこで、現在「のぞみ」の主力として活躍中の「N700系」との違いを中心に、特徴をできるだけ簡潔にわかりやすくまとめてみる。


「N700A」って?


・6年前より活躍中のN700系新幹線に最新技術を加えた「マイナーチェンジ版」。

・「A」は、「進歩」を意味する「Advance」の略

・N700系と比べて外観上に大きな変化はない。

といったところである。


夕暮れの東京駅に入線する「N700A」。先頭形状など含め、外観形状は「N700」系とほぼ同一。


「N700A」の特徴は?(従来のN700系と比較)


1、ブレーキ装置の改良
地震など非常時に、従来より10~20%短い距離で停めることが出来る。

2、安定走行装置の導入
システムにより、惰性走行でも徐々にスピードが落ちない。勾配等でも常に同じ速度を保てるように。
ダイヤが乱れたときも、遅れをすみやかに回復することが可能。

3、環境配慮の進化
座席のクッション材質を、100%リサイクル可能なポリエステルに変更。
これに伴い生地の模様もN700系と微妙に異なるものに。
トイレや洗面所にLEDを採用。
車内照明の消費電力をN700系よりさらに20パーセント減。

などととなっている。


普通車の座席のモケット(生地)が従来のN700系と微妙に異なっている。


技術の進化に合わせ、最新新幹線にさらに安全・安定・環境配慮をプラスした新幹線。

それが「N700A」なのだ。


グリーン車もシートのモケットがN700系と異なっている。


なお、2013年2月8日の運行開始現在のN700Aの運行ダイヤ(時刻)は固定されておらず、他のN700系と共通で使用される。
今後徐々に編成数が増えてゆくが、最初のうちは当たる確率も低いだろう。

しかし「どうしてもN700Aに乗りたい!」という方に朗報!
当面は東海道新幹線の各駅や「JR東海テレフォンセンター」で、「当日」のN700Aの運行予定の問い合わせを受け付けている(2013年2月8日現在)。

乗ってみたい方はチェックしてみては!?


折り返し新大阪へ向けて発車準備中の「N700A」。


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