ばあ~ん!
今や全国的に有名になった有楽製菓のチョコレートスナック「ブラックサンダー」。
その広告電車が豊橋鉄道市内線に走っています。
豊橋ってどこらへん?
豊橋は愛知県の東側に位置する中核市で、東海道新幹線の駅もある街です。
市内線は豊橋駅東口のロータリーから発着します。
ところで、このブラックサンダー電車にはこう書いてあります。
『豊橋にはコレがある! 日本のチョコバー』
…何故、豊橋?
実は、豊橋で開発され豊橋で作られているんですね!
しかしこのカラーリング。存在感があります。
他にも、かわいいお侍さんが描かれた”ヤマサちくわ”電車があったり
昔ッから、決まッとる。 そうです。
夏は、貸切 “納涼ビール電車”。
冬は走る屋台として、”おでんしゃ” が走っていたりします。
ビールを持ったでんしゃ君が楽しそうですね~。
しかし、食べ物ばかりですが、豊橋の人は食いしん坊なのかな?
ブラックサンダーだけでなく
ちくわ、菜めし田楽、トマト、キャベツ、白菜、次郎柿、種なしブドウ、豚、うずらの卵、豊橋カレーうどん・・・
と食べ物の特産物が沢山ある街なんですね。
ええじゃないか 豊橋!!
話を路面電車に戻しましょう。
豊橋の路面電車は、豊橋市ではなく豊橋鉄道が運営しています。
路線長はたった5.4kmですがおよそ7分毎に走っています。市民には市電と呼ばれていて愛されています。
例えばこんなお菓子が売っていたり。
他にも…
自動車メーカーも、電車を使って宣伝します。
銀行などのビルにも市電がいっぱい。
いかに市電が地元に根付いているか分かります。
みどころ
さて、この豊橋鉄道市内線ですが、全国的に見ても面白い見どころを4つほどご紹介します。
①石畳の線路がある
昔はコンクリートの代わりに四角い石を並べて道にしていました。そんな石畳の線路がまだ残っています。
新型電車もなかなか似合いますね。
②全国で唯一、路面電車が国道一号線を走る
路面電車は一号線もノンビリ走る。
…と、書きたい所ですが案外速いです。
どのくらい速いのかって?
競輪電車の”あざやか”な走りをご覧ください!
③降りていいの!?ホームも何も無い電停
電停らしい雰囲気が全く無いけど、ちゃんと乗降出来ます「東田(あずまだ)電停」。
ホームらしきものは何もありませんが、この辺で待っていると市電が止まってドアを開けてくれます。
よく見ると左の電柱に “電車のりば” って書いてある!
④日本で最急曲線の半径11mカーブ
見事なターンをご覧あれ!
台車はハミ出し、車体は外側に傾いています。
しかし案外、素早くクルッと曲がって行くから面白いですね。
次に運転台からの映像をお楽しみ下さい。
番外編
電車の行先が「駅前」。初めて乗る人は「駅前って何駅?」って思ってしまいますよね。もちろん、豊橋駅のことなのですが。
しかも英語表記は “EKIMAE” …。
電車来たけど、乗り場は反対のホームだ~!
階段はドコ?
向こう側へ行くにはどうすれば良いの?
早くしないと電車が行っちゃう~!
ほいほい、何をそんな焦っとるだん。
市電なんだで、そこを渡りゃ良いだ!
運転士さんが、お客さんに教えていました。
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