黒い雷神参上!ブラックサンダーも走る豊橋鉄道市内線の魅力

  • 公開 2017.10.08



ばあ~ん!



今や全国的に有名になった有楽製菓のチョコレートスナック「ブラックサンダー」。
その広告電車が豊橋鉄道市内線に走っています。



豊橋ってどこらへん?


豊橋は愛知県の東側に位置する中核市で、東海道新幹線の駅もある街です。

市内線は豊橋駅東口のロータリーから発着します。



ところで、このブラックサンダー電車にはこう書いてあります。
『豊橋にはコレがある! 日本のチョコバー』

…何故、豊橋?



実は、豊橋で開発され豊橋で作られているんですね!

しかしこのカラーリング。存在感があります。



他にも、かわいいお侍さんが描かれた”ヤマサちくわ”電車があったり




昔ッから、決まッとる。 そうです。
夏は、貸切 “納涼ビール電車”。




冬は走る屋台として、”おでんしゃ” が走っていたりします。
ビールを持ったでんしゃ君が楽しそうですね~。


写真提供:小倉沙耶氏


しかし、食べ物ばかりですが、豊橋の人は食いしん坊なのかな?


ブラックサンダーだけでなく

ちくわ、菜めし田楽、トマト、キャベツ、白菜、次郎柿、種なしブドウ、豚、うずらの卵、豊橋カレーうどん・・・

と食べ物の特産物が沢山ある街なんですね。
ええじゃないか 豊橋!!



話を路面電車に戻しましょう。
豊橋の路面電車は、豊橋市ではなく豊橋鉄道が運営しています。


運賃は150円均一、1日券(400円)もあります


路線長はたった5.4kmですがおよそ7分毎に走っています。市民には市電と呼ばれていて愛されています。


例えばこんなお菓子が売っていたり。



他にも…



自動車メーカーも、電車を使って宣伝します。


日本政策金融公庫のビル


銀行などのビルにも市電がいっぱい。

いかに市電が地元に根付いているか分かります。



みどころ


さて、この豊橋鉄道市内線ですが、全国的に見ても面白い見どころを4つほどご紹介します。


①石畳の線路がある


昔はコンクリートの代わりに四角い石を並べて道にしていました。そんな石畳の線路がまだ残っています。



新型電車もなかなか似合いますね。


②全国で唯一、路面電車が国道一号線を走る


路面電車は一号線もノンビリ走る。

…と、書きたい所ですが案外速いです。




どのくらい速いのかって?
競輪電車の”あざやか”な走りをご覧ください!



③降りていいの!?ホームも何も無い電停


電停らしい雰囲気が全く無いけど、ちゃんと乗降出来ます「東田(あずまだ)電停」。



ホームらしきものは何もありませんが、この辺で待っていると市電が止まってドアを開けてくれます。

よく見ると左の電柱に “電車のりば” って書いてある!


④日本で最急曲線の半径11mカーブ


見事なターンをご覧あれ!



台車はハミ出し、車体は外側に傾いています。
しかし案外、素早くクルッと曲がって行くから面白いですね。

次に運転台からの映像をお楽しみ下さい。



番外編


電車の行先が「駅前」。初めて乗る人は「駅前って何駅?」って思ってしまいますよね。もちろん、豊橋駅のことなのですが。



しかも英語表記は “EKIMAE” …。


電車来たけど、乗り場は反対のホームだ~!
階段はドコ?
向こう側へ行くにはどうすれば良いの?
早くしないと電車が行っちゃう~!



ほいほい、何をそんな焦っとるだん。
市電なんだで、そこを渡りゃ良いだ!

運転士さんが、お客さんに教えていました。







記事内に掲載の情報は全て取材・旅行地点のものです。


記事内の情報は全て掲載時点のものです。

  • 最新情報をいち早く入手!
  • 楽しい動画を発信中!
  • 今すぐ旅がしたくなる!