西武鉄道は11日、「池袋駅」の同社エリア部分の全面リニューアル計画の詳細を発表した。
総事業費約61億円をかけ、メインコンコースの改装をはじめ、新たな待合せスポットの設置や授乳室の新設、男女トイレへフィッティングスペースを設置するほか、1階と地下1階で展開している店舗も全面リニューアル。池袋駅東口エリアが大きく変わろうとしている。
「自然性」と「都市性」を融合させた駅に
明治通り側から望む、東口1階ゲートのイメージ。柔らかな曲線と照明により、夜でも目を引き、シンプルでありながら力強いデザインとし、西武池袋駅としての発信を強化するという。
1階の西武線改札付近は「太陽」がモチーフ。
内照式照明を採用し奥行きのある光を、一部の天井では金属パネルと照明の組み合わせによる太陽のこもれびを演出する。
1階ゲートのイメージ。西武線の入口であることを明確化したデザインにする。
1階には新たな待合せスポットも。
こもれびあふれる木をイメージしたデザイン的に特徴のある柱を中心に、太陽の光・自然・あたたかさなどを感じれる空間にする。
着替え室や授乳室も
トイレには、男性用・女性用とも、着替えることのできるフィッティングスペース(着替え室)も設置する。
新たに授乳室も設置、お子さま連れにも利用しやすい駅を目指す。
1階・B1階店舗もリニューアル
現在1階と地下1階で展開している店舗も全面的にリニューアルする。
全体を4つのゾーンに分け、それぞれのゾーンごとにテーマを設定し店舗計画を進めてゆく。
幅広い世代に支持されるクイック飲食をテーマとした、「地下1階フードゾーン」
女性が気軽に立ち寄れるテイクアウト店をテーマとした「地下1階テイクアウトゾーン」
20代、30代の女性を惹きつける店舗をテーマ とした「地下1階ファッションゾーン」
利便性機能(コンビニ・カフェなど)をテーマとした「1階コンビニゾーン」
リニューアル完了は2016年3月を予定している。この駅リニューアルのほか、同社が池袋駅前に保有する池袋旧本社ビル建替え計画などもあり、池袋東口は様変わりしそうだ。
この駅リニューアルの詳細は同社ホームページ上で公開している。
画像提供:西武鉄道
西武鉄道 - 公式ホームページ