JR東日本および鉄道博物館は1月26日、約80年前に製造された電気機関車「EF55-1」をさいたま市の鉄道博物館に展示すると発表した。
「EF55」ってどんな機関車?
「EF55」は、1936(昭和11)年に急行旅客用機関車として3両だけ製造された電気機関車。
この「EF55」の最大の特徴は当時流行した流線型のボディを採用し、その見た目の可愛さから「ムーミン」とも呼ばれていた。
当初は特急「燕」「富士」といった当時の名列車の先頭に立って活躍していた。
機銃掃射の痕跡も
今回鉄道博物館に展示が決まった「EF55-1」は、約5年前までイベント列車用として活躍し、その後は群馬県高崎の車両センターで保管されていた。
第二次世界大戦中に機銃掃射を受けたことがあり、運転室内にその痕跡を残しており、この機関車の歴史の長さを物語っている。
いつから展示されるの?
この「EF55-1」の展示は、2015年ゴールデンウィーク前より鉄道博物館内「ヒストリーゾーン1階 (本館の車両展示エリア)」での展示を予定している。
展示エリア中央の転車台上への展示も検討をしている。
・鉄道博物館におけるEF55形式電気機関車の展示について - 鉄道博物館ニュースリリース
・鉄道博物館 - 公式ホームページ
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