2021年3月28日、2019年の台風の影響で一部区間の運休が続いていた長野県の上田電鉄別所線が全線運転を再開しました。
動画(1分42秒)
上田電鉄・別所線は、2019年の台風19号により、市民や観光客・鉄道ファンのシンボルとして親しまれてきた赤い鉄橋「千曲川橋梁」の一部が崩落するという甚大な被害を受けました。
このため長い期間にわたり一部区間で運休していましたが、このほど災害復旧事業が完了。3月28日(日)から全線で運行を再開しました。
全線再開当日は、通常の始発列車の前に臨時列車を1本設定。"復活"を遂げた赤い鉄橋「千曲川橋梁」を渡る営業列車1番列車として、上田駅を朝5時55分に発車。ホームでは出発式が行われました。
また「千曲川橋梁」付近では別所線全線開通セレモニーが行われました。鉄橋を渡る電車を前に、国土交通大臣 赤羽一嘉氏、長野県知事 阿部守一氏、上田市議会長 土屋勝浩氏、上田市長 土屋陽一氏、上田電鉄社長 山本修氏がテープカットを行いました。
上田電鉄の車両たち
画像提供:上田電鉄