大阪のまちを環状に結ぶJR大阪環状線。今年(2021年)、環状線として繋がって(全通)から60周年であることを記念し、ロゴマークを装飾した「323系」が運行されます。その装飾の瞬間を写真でレポートします。
動画(5分16秒)
装飾作業①
装飾箇所は、両先頭車の前面2か所。1か所目は中央のドアのガラス部です。
元々の大阪環状線ロゴマークに、大阪環状線に乗り入れている大和路快速をイメージする緑色、また関空・紀州路快速をイメージする青色を加え、「60年」の文字の下には大阪環状線の新旧の車両を配置し、大阪環状線の歴史を表現しています。
装飾作業②
続いて2か所目、左上部分の装飾です。
こちらのオリジナルロゴは『無限の可能性を秘めた路線』という想いを込め、6と0が繋がったデザインになっています。
デザイン考案したJR西日本あいウィルの今西善之さんによれば、『つながって』をテーマに沢山イラスト案を作ったものの、最初はパッとしたものが無く悩んだと言いますが、ふと環状線の資料を見ている時に『無限』のマークが思い浮かび、「6」と「0」を無限のマークのように繋げたイメージができたとのことです。
いつから乗れるの?
記念ロゴマークを装飾した「323系」は、2編成が2021年6月11日~2021年12月下旬の間、大阪環状線・JRゆめ咲線で走ります。ダイヤは決まっていないため、"出会えたり乗れたらラッキー"な列車となりそうです。
また同期間、JR大阪駅・京橋駅・鶴橋駅・天王寺駅・新今宮駅・西九条駅などでは、大阪環状線開業の歩みや大阪環状線内を走行する歴代車両等を紹介ポスターの掲示も予定されています。
大阪環状線の歩み
今から60年前の1961年、大阪臨港線の境川信号場から西成線の西九条駅間が延伸し、それまでの城東線や西成線、関西本線の貨物支線などを合わせて全区間がつながったことにより「大阪環状線」として全線が開業となりました。