【体験レポ】ひと旅で乗り物5種類!富士山遊覧飛行と大井川鐵道を満喫

  • 公開 2022.05.03
  • Posted by 梛野 桃子

2022年2月12日、大井川鐵道・FDA(フジドリームエアラインズ)・富士山静岡空港の3社合同で定期的に開催している富士山遊覧飛行と大井川鐵道本線・南アルプスあぷとラインを巡るツアーに参加してきました。



このツアーは「飛行機に乗って富士山を見る遊覧飛行」「絶景スポット、湖に浮かぶように見える奥大井湖上駅」「豊かな自然が魅力の南アルプスあぷとライン」「レトロな旧型客車を電気機関車が牽引するELかわね路号に乗車」をたった1日で回ってしまうのです!

いったいどんな1日になるのでしょうか…?さっそく行ってみましょう♪


JR静岡駅南口


観光バスがお迎えに来ています。午前5時30分、ツアーのスタートです。


富士山静岡空港


午前6時30分のオープンを待って富士山静岡空港内へ。荷物検査の後、おにぎりとお茶をいただきました。


遊覧飛行


翼後方に富士山が見えています。およそ40分間の遊覧飛行で、富士山を近くまで見に行きます。


おぉぉ!目の前に迫力の富士山!後ろから朝日を浴びた様子がが神々しいです。


本日の高度は4400m。かなりの低さだそうで、富士の尾根までよく見えます。こんなに近く見えますが、10km離れているそうです。


湖上入口


遊覧飛行の後、空港から奥大井湖上駅まではバスで移動します。


バスから下車して木立の切れ間から見えた雪景色に息を飲みます。なんて美しい!湖上に浮かんでいるのが駅です。


車では近づけないため、徒歩で駅に向かいます。ここから20分ほどかかります。


湖の中の一本道、リアル『スタンド・バイ・ミー』体験です。絶景ですが、足元に気をつけて慎重に進みます。


湖の淵を囲むように廃線の橋が見えます!今歩いている井川線は、ダム湖を作るときに今の場所に移設したのだそう。


奥大井湖上駅


昭和のタバコの自動販売機かと思ったら「Chabaco(ちゃばこ)」!大井川鐵道のレトロな車両のパッケージのスティック茶です。


やってきた車両もレトロ!「いかわ」号です。


美しいダム湖のブルーを堪能しながら、山道をゴトゴト進みます。右は崖面なので、左の座席がオススメです。


大井川の水量を調整するために作られた「長島ダム」。本日は放水中です。


南アルプスあぷとライン


長島ダム駅にて、アプト式車両を連結します。


ここからアプトいちしろ駅までの1区間が、「日本の普通鉄道で最も急な区間」となっています。


こちらが牽引してくれるアプト式機関車。スイスの観光鉄道が世界的に有名ですが、日本で乗れるのはなんとここだけ!


側面にわかりやすいマークが!このように歯ぐるまを歯形のレールに噛み合わせて坂道を上り下りするのです!


走ってきたレールの真ん中には、見慣れない『3本目』がついていました。


千頭駅


千頭駅は井川線と本線の乗り入れている駅で、沢山の車両が迎えてくれます♪


国指定有形文化財になっている転車台は英国製!この駅に時々遊びに来るきかんしゃトーマスと相性ばっちりですね。


これは21000系、元・南海電鉄の車両!ここでは本線の普通電車として主力を担っています。色も塗り替えずかつてのまま。


川根温泉ホテルでゆっくりとランチバイキング


お昼ご飯は川根温泉ホテルでバイキング。和洋中に加えて自分で静岡の幸を盛って作る海鮮丼も♪


テーブルからは大井川の景色を一望できます。目の前には大井川鐵道本線が見えます!


先ほどの21000系が走っていくのが見えます。川根温泉の露天風呂からも見えるんだそうですよ。


川根温泉周辺で自由行動


隣接する道の駅 川根温泉には無料の足湯があります。熱めの掛け流しの温泉が旅の疲れに効いて気持ちいいです〜♪


川根温泉笹間渡駅


川根温泉最寄駅、なんとひなびた駅舎でしょう!かわいい♪昭和5年開業のレトロな駅舎です。


電気機関車がレトロな客車と共に入線。合格ヘッドマークがついています。合格駅・門出駅がある路線らしい機関車です!


客車のドアが手動!え〜!お部屋の扉みたい。


すりガラスに「三等」の文字。どんな景色が広がっているんでしょうか?


おおっ!使い込まれた木製車両!かっこいい♪


こんなにレトロな車両、映画の世界にしかないと思っていました。と、思ったら、映画『鉄道員』を撮影した車両なんだそうです。


放送室からスピーカーを通して本線の見どころを紹介してくれるのですが、時々冗談を交えた独特な言い回しがユニークです。


お昼ご飯を食べた川根温泉ホテルと、露天風呂から手を振る人々が見えます。


新金谷駅


登録有形文化財の駅舎は、大正15年の建築当時の面影を残しています。大井川鐵道のSLの拠点駅で、ここにも転車台があります。


他路線からの転職が多い中で珍しい生粋の大鉄っ子、E10形電気機関車。社紋がトレードマークです。新金谷駅でお休み中。


転車台にはC12164が乗っていました。SL、ELの機関車集合♪


17時30分、静岡駅南口で解散しました。
非日常な乗り物に乗って絶景を楽しみ、美味しいものを食べ、温泉に入り、大井川鐵道では昭和初期で時が止まったかのような空間を堪能しました。充実した1日を過ごせるツアーでした♪


このツアーは定期的に開催されており、富士山が美しく見える10月~5月頃に実施しています。10月以降のツアーの詳細は後日大井川鐵道公式ホームページに掲載されます。


リンク


大井川鐵道ホームページ


記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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