2022年5月25日、JR東海の名古屋工場がお披露目されました。その様子を写真を中心にレポートします。
名古屋工場って?
JR東海のすべての在来線車両の『全般検査』『重要部検査』を担当している工場です。このほど建物の耐震化や機械設備の更新・改良等が完了しました。
配布資料より
名古屋工場へ!
水性塗装ロボット
まずは在来線車両として国内初となる水性塗装ロボットの作業です。
塗装ロボットが在来線電車の前面の白色を塗っていきます! pic.twitter.com/DkaFKecpwA
— 鉄道新聞®︎ (@tetsudoshimbun) May 25, 2022
車体洗浄装置
次はこれまで手洗いだった前面部洗浄作業が自動化された様子を見てみます。
電車の前面を自動洗浄! pic.twitter.com/6jyunXkOsU
— 鉄道新聞®︎ (@tetsudoshimbun) May 25, 2022
輪軸貯留庫&自動搬送
次は輪軸(車軸つき車輪)の貯留庫に来ました。これまではフォークリフトで搬入出していたものが自動搬送になったということで見てみます。
電車の車輪(輪軸)が自動で格納されていく様子です! pic.twitter.com/uXE8CzoBUZ
— 鉄道新聞®︎ (@tetsudoshimbun) May 25, 2022
貯留庫内の様子です。スゴい迫力です!
工場内を移動します。
自動浮上式止水板
工場内の豪雨対策として導入された自動浮上式止水板。
これまで手差し止水板や土のうで対応していましたが、雨水が流れ込むと電気を使わず自動で浮上するため、例えば夜など稼働時間外に豪雨になっても人の手を介さずに止水板が上がります。
輪軸回転試験装置
輪軸を高速で回転させ、品質の確認を行う「輪軸回転試験装置」も新装置に。
潤滑油の温度測定に加え振動測定ができるようになりました。
2022年3月に建物の耐震化や機械設備の更新・改良等が完了したJR名古屋工場。新しい検査・修繕設備での全般検査が始まっています。