近鉄(本社:大阪市)は11月12日、汎用特急車両におけるサービス向上のため、主力特急である「22000系 ACE」全86両を全面的にリニューアルし、外観カラーリングを変更すると発表した。
「ビスタカー」などの”伝統色”から一新
同社では汎用特急車両については長年にわたり”オレンジと紺のツートンカラー”を使用してきたが、クリスタルホワイトをベースにブライトイエローとゴールドを加えたカラーリングに変更し、”近鉄特急”の新たなイメージを創出する。
なお「22000系」以外の汎用特急車両についても、順次同様のカラーリングに変更してゆく。変更対象車両は計236両となる。
主力車両はインテリアもリニューアル
主力車両「22000系」のリニューアルでは、インテリアデザインも一新。
座り心地を向上させて装備の充実を図った新シートに更新するほか、車内案内表示器や行先表示器のカラーLED化、トイレの温水洗浄便座など、快適に利用できる環境を整える。
また、車椅子対応の多目的トイレ、ドアチャイムなどバリアフリー化への対応を進めるとともに、喫煙室を設置して分煙の強化を図る。
さらに、車内照明やヘッドライトなどすべての照明にLEDを採用し、省エネ化も図る。
「22000系」リニューアル車両1編成目(4両編成)は2015年12月13日より営業運転を開始する予定で、12月5日には有料の試乗会も開催される。2019年度までに全車両(86両)のリニューアルが完了する予定。
『しまかぜ』走る伊勢特急の充実化や名阪特急の豪華化も
今回の発表の中で、同社の人気観光特急「しまかぜ」も走る”伊勢特急”をはじめ近鉄特急全体の「今後の方向性」にも触れられています。
その内容の詳細は鉄道新聞公式Facebookページにてご紹介しています。
画像提供:近鉄
・近鉄特急のイメージが大きく変わります! - 近鉄ニュースリリース
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