2016年4月29日に京都・梅小路に開業する「京都鉄道博物館」の工事現場を取材しました。展示予定車両や、新たな展示スペースなどの"今"を、写真を中心にご紹介します。
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取材協力:JR西日本
【12/1 21:00 記事・写真更新】
京都鉄道博物館とは?
京都鉄道博物館は、2015年8月に閉館した「梅小路蒸気機関車館」を拡大リニューアルの上オープンするもので、収蔵・展示される車両は53両にのぼり、展示車両数としては国内最大となります。
車両展示のみならず、来場者が体験・体感できる施設や、鉄道のしくみ・安全の取り組みなどが理解できる各種展示コーナーなども設けられ、敷地内には体験乗車用のSLも走行します。
いよいよ、工事中の京都鉄道博物館の中へ潜入!
プロムナードでは主に「高速化」に寄与した車両たちが来場者を迎えます。
特に初代新幹線車両「0系」は4両つなげて展示。
今にも走りだしそうな感じです。
「トワイライトプラザ」では、1914年に建設された2代目京都駅のホーム上家を再利用した空間に、「寝台特急トワイライトエクスプレス」の車両や電気機関車「EF58」などを展示。
本館に入ってみます。
本館エントランスでは日本人が初めて造ったとされる蒸気機関車が出迎えます。
「500系新幹線」をはじめ”名車”が並びます。
在来線より大きいはずの「500系新幹線」、ちょっと小さく見えませんか?これは隣の寝台特急電車と同じホームの高さで見学できるよう、新幹線のほうは線路を敷かずに乗降口の高さを合わせているとのこと。
さらに、この寝台特急電車は在来線車両の中でも最大級のサイズなので、余計に大小が逆に見えておもしろいです。
展示車両に触る事も出来ます。
ディーゼル機関車の「かさ上げ展示」。真下を潜り抜けることが出来ます。
こちらの電気機関車「EF66」も同様に、下にもぐることができます。
実際にみて触れて学べる仕掛けが沢山あります。
上を見上げるとここにも新幹線が!
こちらは「展示引込線」。営業線とつながっており、現役車両なども臨時で展示が可能になっています。法令をクリアしており、在来線車両は何でも入線可能とのこと。
本館2階にある「列車を安全に走らせよう」コーナーです。
ATS(自動列車停止装置)などの役割としくみを模型を使った運転体験を通し、楽しみながら知ることができます。
屋上「スカイテラス」
「京都鉄道博物館」の屋上、スカイテラスからは周辺を行き交う様々な新幹線や在来線、京都タワーや東寺五重塔も一望できます。