上野から、日本海側を経由し秋田・青森まで走っている東北のブルートレイン「寝台特急あけぼの」号。
今年度いっぱい(2014年3月)をもって廃止と一部メディアが伝えた。
昭和45年に登場したこの「あけぼの」は上野~青森間776.2kmを、約13時間弱かけて運転。
特に、東北の日本海側沿線と首都圏を結ぶ貴重な足であった。
車内は昔ながらの「2段式B寝台」や、寝台料金不要の「ゴロンとシート」、ゆとりあるA寝台一人用個室、リーズナブルなB寝台一人用個室など、バラエティに富んだ設備をもつ列車。
しかし車体の老朽化、乗客の減少などにより、いよいよ廃止になる見込みだ。
「あけぼの」が廃止されると、青い車体のいわゆる「ブルートレイン」は、上野~札幌を結ぶ「北斗星」のみとなるが、こちらも車体の老朽化により、そう長くはなさそうである。