かつて特急「ひばり」号や「はつかり」号などとして活躍していた国鉄時代の主力特急車両「485系」のオリジナルの姿を残す最後の編成が2016年6月18日と19日、ラストラン運行を行いました。
高度成長期を支えた国鉄の主力特急車両
「485系」は1960年代にデビュー、電化路線であれば直流・交流区間を問わず走行でき、北海道から九州まで日本各地の特急列車として活躍していました。
1987年、国鉄から「JR」となってからも引き続き各地で活躍していましたが、老朽化に伴い徐々にその数は減ってゆきました。
そしてクリーム色の車体に赤いラインが入った、いわゆる“国鉄色”をまとったオリジナルの姿を残す485系の最後の1編成が、このほど引退することとなりました。
引退を前に、2016年6月18日には仙台・福島エリアで、19日には福島・山形エリアで“ラストラン運行”が行われました。
ラストラン直前には首都圏も走行
その少し前の2016年5月29日には、横浜開港イベントに伴う記念列車として同編成が首都圏各所を走行しました。
オリジナルの姿を残す485系は見納めとなりますが、2016年6月現在、「485系」そのものは改造や車体更新で姿を変えた車両が臨時快速列車やお座敷電車などとして活躍中です。
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