2015年11月14日、都営地下鉄浅草線の西馬込駅付近にある車両基地「東京都交通局馬込車両検修場」で「都営フェスタ」が行われました。その様子を取材しました。(取材協力:東京都交通局)
「都営フェスタ」とは?
東京都交通局では、都営交通の利用客に事業を理解してもらい、更なる利用促進を図ることを目的に、車両撮影や車庫内見学などができる「都営フェスタ」を毎年開催しています。
今年は「都営フェスタ2015in浅草線」として都営地下鉄浅草線の車両や直通先の京急線や京成線などの車両を並べての撮影会や、洗浄線試乗・運転台見学(それぞれ事前申込制)などが行われました。
車両基地は西馬込駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
ズラリと並んだ、撮影会の展示車両。
京成電鉄の元「特急スカイライナー」車両も4年ぶりに展示されました。
「京急イエローハッピートレイン」と「都営地下鉄大江戸線」の並び。大江戸線ちっちゃいですね!
生憎の雨ですが、地上を走らない「都営大江戸線」の雨に打たれる姿は貴重です。
どうやって大江戸線が地上に?
この車両基地は浅草線の車両検査のほか大江戸線の車両検査も行っています。
普段は「地下しか走らない」都営地下鉄大江戸線。どうやってここに来るのでしょうか!? 実は都営大江戸線汐留駅付近と浅草線新橋駅付近が連絡線で線路が繋がっているのです。
大江戸線用の電気機関車が存在!
しかし大江戸線の車両は小さく、浅草線内は自分で走行することができないため、検査の際は両線を走る事が可能な電気機関車に牽引されてここにやってくるのです。
都営地下鉄を”陰で支える”車両たち
都営地下鉄を陰で支えている「保守車両」達の姿が見られるのも貴重です。
終電が終わった後に、線路の状態チェックやトンネル内の設備の確認・保守を行う車両などがズラリ。
検査工場内へ
かつて都営浅草線で活躍した車両のプレートです。
架線から電気を取る装置「パンタグラフ」。写真左が都営浅草線のもの(標準的な鉄道車両の大きさ)、右が大江戸線のものです。車体同様かなり小さいですね。
ドア開閉体験やパンタグラフ上げ下げ体験も。
鉄道各社のグッズ販売もおこなわれていました。
地下鉄大江戸線は全線地下区間で、駅にはホームドアがあるため、明るい所で”全身”が見られる機会としても意外と貴重です。