相模鉄道はこのほど、「11000系」以来9年ぶりの新型車両「20000系」を導入すると発表した。
「20000系」は2022年度下期に開業予定の相鉄・東急直通線の車両として使用するもので「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した新型車両としては初めてのものとなる。
昨年登場した「9000系リニューアル車両」に続き、新たな相鉄線のイメージカラーである濃紺色(ヨコハマネイビーブルー)の外装や落ち着きのあるグレー色を基調にした内装、時間帯で色調が変化する調色調光式のLED照明を採用する。
先頭形状は立体的でインパクトのあるデザインを採用。車内は空調設備を工夫して実現した高い天井やガラス製の荷棚・仕切り・貫通扉の採用により、開放感のある室内とする。
全ての車両にベビーカー・車椅子用のフリースペースを設置し、優先席の一部には立ち座りが容易になる「ユニバーサルデザインシート」を導入している他、相鉄線では初となる「ナノイー」搭載の空気清浄機、駅に長時間停車する際に乗客がドアの開閉を行える「個別ドアスイッチ」を新たに導入。また相鉄線の特徴でもある「車内の鏡」を復活させる。
デビューは相鉄グループが創立100周年を迎える2017年12月を予定。今回の導入車両数は1編成10両 (7000系車両の代替)で、東急直通線の開業時までに順次導入を予定している。
相鉄・JR直通線用の車両は現在検討を進めている。詳細は同社ホームページ内リリースに掲載されている。
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