京都府の北部を走る北近畿タンゴ鉄道は4月23日、新たに食と地酒が楽しめる観光列車「丹後くろまつ号」の運行を5月より始めると発表した。
列車の時間帯により「スイーツ」「ランチ」「地酒」の3種類のコースを設定。それぞれ沿線の食材、沿線のお店から取り寄せた品々でおもてなしをする。
「洋」にも「和」にも合うダイニングカー
『海の京都』の走るダイニングルームをコンセプトとし、様々に移り変わる京都の風景を車窓から楽しませてくれる、移動を楽しむ電車となっている。
車両デザインは九州の豪華列車「ななつ星」をデザインした工業デザイナー水戸岡鋭治氏。「くろまつ」の名前通り、松をイメージした漆黒の車体にゴールドとえんじのアンダーラインが施されている。
車内は天然木を使用し、落ち着いた空間で備え付けのキッチンにてあたたかい食事・冷たい飲み物等を提供する。
京都の味を楽しめる3種類のコース
運行区間は京都府の福知山→天橋立・天橋立→豊 岡・豊 岡→西舞鶴の各駅間の3パターン。
それぞれ、
- 『スイーツのまち福知山のお店から取り寄せたおすすめ和洋菓子を楽しむコース』4,000円(小人3,600円)
- 『旅館「佳松苑」の深野総料理長が監修したちょっと贅沢なランチを味わうコース』10,000円(小人9,400円)
- 『夕暮れの風景とともに「海の京都」の13蔵から厳選した日本酒とお料理の相性を体感するコース』5,000円(講座付8,500円)
となっている。
コースによっては「駅市」で停車時間中に地場産品を購入できたり、SAKEソムリエによるお酒の解説が受けられる。
「丹後くろまつ号」運行は平成26年5月25日(日)から。週末中心の運行となり、平日は団体貸切列車として運行される。
なお、予約受付は平成26年5月1日(木) 午前10時から開始。
プランや予約方法など詳細は、
http://ktr-tetsudo.jp/news/2014/0423.html
へ。