近鉄(本社:大阪市)は9月10日、南大阪線・吉野線の大阪阿部野橋駅~吉野駅間に新しい観光特急列車を、2016年秋から運行開始すると発表した。
新しい観光特急列車は「上質な大人旅」をコンセプトに、3両1編成の車両を大幅に改造。車両外装は落ち着いた色調とし、車内も大人の上質な空間を演出する。
3両編成のうち、1・3号車の座席はすべて2列+1列のデラックスシート。中間車両の2号車はラウンジスペースとなり、大型のバーカウンターでは軽食や飲料を販売する。
また専属のアテンダントも乗車。軽食や飲料の販売、沿線の名所・ビュースポットの案内放送などのサービスを行う。
南大阪線・吉野線沿線には、フルーツの生産地やワイナリーが多く立地。車内では地元の特産品を活用したオリジナルスイーツやワインなども販売する。
新しい観光特急列車は大阪阿部野橋駅~吉野駅間を昼間時間帯を中心に1日2往復する。週6日程度の運行を予定している。
停車駅は現在の同区間特急の停車駅と同様で、大阪阿部野橋駅~吉野駅間の所要時間は約1時間20分。全車指定席で、料金は普通運賃+大人1人あたり720円。
運行開始時期は2016年秋を予定している。
画像提供:近鉄
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