JR西日本は9月16日、梅小路蒸気機関車館(2015年8月30日閉館)にて運行していたSL体験乗車「SLスチーム号」の客車について、京都鉄道博物館開業(2016年春)に合わせた新製客車が完成したと発表した。
コンセプトは「レトロ」。外観色は京都の歴史・優美さと「人が集まって楽しむ」雰囲気を演出する「聚楽ぶどう色」を採用。
京都駅寄り客車は往年の特急列車展望車をイメージし、梅小路のシンボルである梅をあしらったテールマークを掲出する。
2両1編成で、着席定員は従来客車の80席から208席に増加。
車内には、往年の特急車両のヘッドマーク図柄をモチーフとしたデザインをボックス席ごとに配置している。
なお今回の客車の基本デザインは、産学連携の一環として京都造形芸術大学の学生が京都鉄道博物館のコンセプトに則した親和性のあるデザインを考案、多数の作品の中から審査の上、決定した。
画像提供:JR西日本
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