10月31日は”ハロウィン”。西武鉄道で同日、ユニークなハロウィン列車が運行されるということで、実際に乗ってみました。リアルタイムレポートをお届けします。
【2015.11/1 写真追加】
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通勤電車がハロウィンイベント会場に!
本日運行されるハロウィンイベント列車は計3便。1・2便は、計7組のアイドルらが電車内でライブを披露する”アイドルトレイン”、第3便は同社初の”仮装ファッションショー電車”となります。
1・2便:走るライブ会場「アイドルトレイン」
第1便は池袋駅16:48分発。西武池袋駅ホームには事前予約済みのお客さんがいっぱい!コスプレをしているお客さんも多かったです。
いよいよ電車がやってきました。
ハロウィンイベント列車の車両は、10月13日より運行している増田セバスチャン氏がデザインのラッピング電車「SEIBU HALLOWEEN KAWAII TRAIN」です。
いつもの電車よりもちょっと明るめな車内に乗り込みます。
車内の網棚の上には、特設スピーカーと特設照明装置が!
車内の中吊りもハロウィンです。
ドアが閉まりました。ドアの窓もしっかり目隠しされています。
発車するとアイドル達からの車内放送が。そして照明が暗くなり、ライブがスタート!
写真ではなかなかお伝えできませんが、特設スピーカーと照明により、電車内とは思えない重低音と、眩しい光で雰囲気が盛り上がります。
2両ごとに1組のアイドルグループがそれぞれライブを行います。
1組あたり2両分約40mという縦長のステージですが、メンバー達は立ち位置を上手くローテーションさせながら熱唱していました。
そして何より全席が「最前列」となるため、ファンとの距離感も近く、一体となって盛り上がりました。
歌のみならず、トークあり、笑いあり…。
サイリウムを振って応援するファンの姿も多くみられました。ここが電車の中であることをついつい忘れてしまいます。
池袋を出発して約45分。ファンらに惜しまれながらラストの曲が終わると、ほどなくして終点練馬駅に到着。ここで第1便の乗客は下車となります。
列車は池袋駅へ戻り、今度は第2便の乗客を乗せ、再び出発!
第2便も同じく、ファンと一体になって大盛り上がり!
アイドルのメンバーも「こんな珍しい体験ができて楽しい!」と喜んでいる様子でした。
つり革につかまったり、ロングシートに座ろうとしたりするなど、電車内ライブならではの(!?)パフォーマンスも。
第2便も第1便と同様、練馬駅で乗客は下車。再度池袋駅に戻り、今度は第3便のお客さんを迎えます。
3便「仮装ファッションショー電車」
第3便は、モデルが全長120mに及ぶロングランウェイを歩きながらポーズを決める「仮装ファッションショー電車」です。
ハロウィンな雰囲気のミュージックが流れる中、さまざまな仮装をしたモデルが電車の中をゆっくり歩いて乗客を魅了していました。
普段は”単なる移動手段”であることが多い電車が、“カラフルでかわいい”“移動しながら楽しめる演出空間”となりうることを体感したハロウィンの夜でした。
取材協力:西武鉄道