京急電鉄で11月7日、大師線を走行する電車内でジャズライブを行う「京急ジャズトレイン」が運行されるということで、実際に乗ってみました。
京急ジャズトレインとは?
川崎市内各所で開催される「かわさきジャズ2015」に合わせ、プレイベント期間中の11月7日一夜限り、京急大師線京急川崎~小島新田間で運行された”ジャズライブ電車”です。
昨年(2014年)11月には、駅ホームに留置した電車内でライブ演奏をする「ジャズステーションin京急川崎」が開催され、好評を博しました。
それが今年バージョンアップし、ついに”運行中の電車内”でのライブが実現となりました。
料金は”往復運賃”の320円
京急ジャズトレインは第1便~第3便の3往復(各30分)、それぞれ異なるアーティストの演奏で運行されました。
参加料金は運行区間である京急川崎~小島新田間の往復分の運賃に相当する「320円」。約1,900人もの応募から選ばれた250人が流れる車窓と音楽に酔いしれました。
京急ジャズトレインに乗車
京急川崎駅の京急本線ホーム下にある「大師線」のりば。『川崎大師』へ行く際に乗った事のある方も多いのではないでしょうか。
時刻は17時半。大師線1番線ホームに移動すると、ちょうど第2便が帰ってきました。30分の停車を経て折り返し、今回同乗する第3便となります。
ドアが開くぎりぎりまで演奏が続けられていました。お客さんも盛り上がっている様子。
第1・2便では4両編成のうちの1両が演奏会場に変身。出演者は車両前方で演奏し、乗客はロングシートや通路部に設置のパイプ椅子に座って演奏を楽しみました。
到着後、発車までの30分間で次の演奏の会場づくりや準備が行われます。
ホームや発車前の車内では缶ビールやワイン、ソフトドリンクの販売も。お酒やドリンク片手に演奏を楽しむことができます。
一部の車両の天井には大きな布の装飾が施されました。
いよいよ車内に入ります。広告類は、「京急ジャズトレイン」一色!
発車前には、演奏者バンドのグッズ販売もおこなわれていました。
いよいよ、京急ジャズトレインが発車!第3便では、4両編成中3両が会場となり、演奏者の方々が車内を巡るスタイルです。
演奏者の方々がやってきました。演奏者とお客さんの距離が近いので音量も迫力も満点。
車内のカーテンは開いているため、夜の車窓を楽しみながら聴くことが出来ました。折り返す小島新田駅まではノンストップ。途中通過駅のホームの乗客は車内ライブにビックリした様子でした。
ちなみに第3便の出演者は、音楽のみならず演劇的感覚が強いフリージャズをベースにした大所帯バンド(特別編成チーム)ということで、ユニークな寸劇も織り込まれ、にぎやかな車内となりました。
車両間をくぐるのがやっとなほど大きな楽器の演奏者も。
京急ジャズトレインは小島新田駅に10分停車のち折り返し、京急川崎駅へと戻ります。演奏もいよいよフィナーレです。
京急川崎駅に到着した京急ジャズトレイン。あっという間の30分間でしたが、皆さん笑顔で下車してゆきました。
かわさきジャズ2015の本期間は11月14日(土)から11月23日(月・祝)まで。市内の様々な場所でコンサートなどが行われます。
取材協力:京急電鉄
・かわさきジャズ2015 - 公式ページ
京急ジャズトレイン企画秘話をFacebookに掲載中!
この企画、昨年はホームに”停車中”の車内でしたが、今年はついに”運行中”の電車内での演奏となりました。
なぜ去年は停車中の電車で開催し、また今年どのようにして運行中の電車ライブが実現したのでしょうか?
京急電鉄広報の方に伺ったインタビューを鉄道新聞公式Facebookページに掲載しています。
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