生まれ変わった”丹後の海”車両の特急「まいづる・はしだて」に乗ってみた

  • 公開 2015.12.08

京都府の北部を走る京都丹後鉄道で2015年11月より運行を開始した新しい特急車両”丹後の海”に乗ってみました。


京都丹後鉄道 ”丹後の海”車両のフリースペース

京都丹後鉄道 ”丹後の海”車両のフリースペース


”丹後の海”とは?


JR京都駅~京都府北部エリアを結ぶ特急「はしだて・まいづる」号の一部などに使用されている”タンゴディスカバリー”車両「KTR8000形」(1996年登場)のリニューアル車両です。


京都丹後鉄道 ”丹後の海”KTR8000形

京都丹後鉄道 ”丹後の海”車両「KTR8000形」


テーマは”海の京都”


リニューアルにあたっては、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が設計・デザインを担当。

京都北部エリアは日本海に面していることから、リニューアルでは”海の京都”をテーマとしており、外観は丹後の海をイメージした「藍色メタリック」となったほか、車内は温もりある空間に”変身”しました。


丹後の海 タンゴディスカバリー

”丹後の海”車両と”タンゴディスカバリー”車両


写真左が”丹後の海”車両、写真右はリニューアル前の”タンゴディスカバリー”車両です。


丹後の海

列車の名前の通り、海をイメージしたメタリックブルーのクールな外観デザインに生まれ変わりました。


まいづる はしだて 新型車両

運転室うしろには大きな窓の気になる空間が。


まいづる はしだて 新型車両2

車内はカラフルな座席がチラッと見えます。


まいづる はしだて リニューアル

早速乗りましょう!


”丹後の海”車内


”丹後の海”車両の車内

”丹後の海”車両の車内


車内は外観のクールなイメージとはうってかわり、木を多用した温かみのある空間になっています。


丹後の海 車内 2

天井には数種類の模様がドットのように描かれています。また、各窓の周りも木枠で額縁のようになっています。


丹後の海 照明

”丹後の海”車両の照明


照明も温かみのある電球色で落ち着いた空間を演出しています。


丹後の海 のれん

”丹後の海”車両にある「のれん」


運転室後ろに「のれん」を発見。


丹後の海 フリースペース

”丹後の海”車両フリースペース


のれんをくぐると、そこはフリースペースになっています。



運転室横は隣の車両へ通り抜けられるようになっていました。


丹後の海 フリースペース2

”丹後の海”車両フリースペース


フリースペースにはソファが並び、列車の中であることを忘れてしまいそうです。


丹後の海 座席

”丹後の海”車両の座席


座席は場所によって色が違います。生地も厚く高級感があります。



窓枠と窓枠の間にはちょっとした飾り絵も。



隣の車両へ移動します。出入口デッキ周りはシックなデザイン。


丹後の海 洗面台

”丹後の海”車両の洗面台


洗面台にはすだれが掛けられています。



今回は京都駅から短区間の乗車だったため、次回はぜひ京都北部エリアまで乗って観光したいと思います。



2015年12月現在、1編成2両が走っており、主に先述の特急「はしだて」「まいづる」の一部列車などに使用されています。

使用列車は日よって異なり、公式ページに運行予定が掲載されています。

2015年度中には、さらに1編成2両が導入される予定です。


丹後の海 - 京都丹後鉄道公式ページ。運行日・ダイヤなども。


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