電車から「ホームドア」が降りてきた!? 東京メトロの設置工事に密着

  • 公開 2017.09.30

ホームから線路内への転落事故や列車への接触事故を防止するため、首都圏を中心に各鉄道会社で設置が進んでいる「ホームドア」。


東京の地下を結ぶ東京メトロも、2025年度までに全駅にホームドアを整備することを目指し設置が進んでいます。




今回はその1つ、東西線九段下駅ホームドアの設置工事に密着してきましたのでその様子を写真を中心にレポートします。



深夜の東京メトロ東西線九段下駅にやってきました。



終電が行ってしまった後、午前1時近くの東西線ホーム。

あらかじめホーム床には取り付け用の穴が開けられており、その上にされていた蓋を取る作業をしていました。



しばらくして、1本の回送列車が入線してきました。



おや?車内にあるものはもしかして…



ホームドア!


そう、ホームドアは車両基地から電車で運ばれてくるのです。



ドアが開いたら一斉にドッとホームにおろすのかとおもいきや、作業員も限られてるので奥の車両から少しずつ、静かに作業が始まりました。



いよいよ、筆者の前の車両もホームドアをおろす準備にとりかかります。

握り棒に固定していたロープを外します。



車両やホームに傷がつかないように、養生やステップを取り付けます。



そして運び出し!
全てのドアから出すのではなく、1両あたり1箇所のドアから出していました。



かなり重そうな音が響きます。1つあたり重さ500~680キロもあるそうです。



ビニルと台車が付いた状態で、ひとまず定位置に配置されました。



今度は素早くビニルをはがしてゆきます。ピカピカのホームドアが現れました。



車内の養生もすぐ撤去していました。



ホームドアがホームに出されてからは、とにかく早いです。どんどん作業が進んでゆきます。



今度は台車から降ろす作業です。持ち手が取り付けられました。



いよいよ、台車を外して直接ホームの床に置かれます。



重くて大変そうでした。



無事ホームにすべてのホームドアが置かれました。



ホームドアの蓋を開け、手動で可動部分を出してゆきます。



一気に、ホームドアらしくなりました。



最終的にどうやって床と完全に固定するのかと思っていましたが、蓋をあけて中からしっかり床に固定していました。



ホームドア輸送後の車内清掃は車両基地ではなくここでやってしまうのですね。ちりとりとほうきで掃除をしていました。



一方ホームでは、細かいねじ止めで固定の仕上げに入っていました。



ホームも、掃除をしていました。



午前3時。ここで、ホームドアを運んだ回送列車が発車してゆきました。



回送列車が行ったあとは、作業員が線路に降りて、ホームドアが車両と接触しない距離に設置されているかの計測を行っていました。


さいごに、一連の流れを動画でどうぞ。



今回設置されたホームドア、いきなり明日の始発から運用スタート…というわけではありません。

今後配線工事や、乗務員の習熟を経て、今年度内(2018年2月ころ)から使用開始予定となっています。


リンク


東京メトロニュースリリース(全路線全駅のホームドア設置計画を決定)





記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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