元町・中華街~西武秩父(土休日)や所沢~豊洲(平日)を結ぶ座席指定制列車「S-TRAIN(Sトレイン)」が2017年3月25日デビュー。初日1番列車出発の様子をレポートします。
「S-TRAIN(Sトレイン)」とは?
西武鉄道、東京メトロ、東急電鉄、横浜高速鉄道が導入する有料の座席指定制直通列車。
西武鉄道の新車「40000系」(ロング/クロスシート転換車両)を使用し、土休日は主に観光利用、平日は通勤利用を想定した運行となります。
「S-TRAIN」の概要はこちらの記事を、「40000系」については車両お披露目レポート記事をご覧ください。
当日レポート
初日の3月25日は土曜日のため、元町・中華街~西武秩父間の運行です。元町・中華街駅での出発式や、同駅発1番列車の様子を写真を中心に随時お伝えします。
みなとみらい線の始発駅、元町・中華街駅のホームで出発式が始まりました。
みなとみらい線のみなとみらい駅長による挨拶。
横浜観光親善大使や直通各社のキャラクターなども参加。
6時55分に元町・中華街駅にS-TRAIN1番列車(7:01発)が入ってきました。
無事テープカットが終わりました。それでは1番列車の様子を見てみたいと思います。
まず乗って気づいたのが、車内のLED照明が暖色系になっていたこと。報道公開時は白色でしたが少なくとも「S-TRAIN」運行時は温かみのある色に調光しているようです。
車内は車端部以外クロスシート(進行方向前向きの座席)で、全車指定席。指定券はネットや駅券売機・一部駅ホーム上の券売機で購入できます。
1番列車が元町・中華街駅を出発!
特にみなとみらい線・東横線・副都心線では座席が(車端部以外)全て前向きの列車は初なので新鮮です。
運行初日とあり、駅停車中はホーム乗客が皆不思議そうに車内を見ていました。
「S-TRAIN」として運行するときは各号車1つのみドアが開きます。そのほかのドアやホームドアは閉まったまま。停車しているのにホームドアが閉まったまままた発車するのは少し不思議な光景でした。
横浜駅を出ると次の停車駅は自由が丘です。
「S-TRAIN」は全席指定のため東急線内では『トレインクルー』が乗務。着席状況の確認などを行っていました。
1番列車乗客には「S-TRAINオリジナルキーホルダー」がプレゼントされました。
キーホルダーを見せていただきました。
東急東横線ではきょうから初運用となる、祐天寺駅の通過線を通過。この駅でも列車の追い抜きをしていました。
今日は“運行スタート”がメインの、取材の場でしたので渋谷で下車。また改めてゆっくり乗ってみたいと思いました。
西武・メトロ・東急、座席指定制の直通列車「S-TRAIN」3月25日デビューへ(運行ダイヤなど。2017/01/10記事)
西武鉄道、新型車両「40000系」お披露目 ”進化した通勤車両”(使用車両の設備など。2017/02/13記事)