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西武鉄道の新型通勤車両、「40000系」のお披露目に行ってきましたのでその様子をレポートします。
西武鉄道「40000系」とは?
「40000系」は通勤車両としてだけでなく、観光車両等としても利用できるよう一部の編成で「ロング・クロスシート転換車両」を導入するほか、車いす・ベビーカー利用客や大きな荷物を持つ乗客にも快適に利用できる「パートナーゾーン」なども設置。
2017年3月にデビューする西武・メトロ・東急の座席指定制列車「S-TRAIN」にも使用される車両です。
・西武・メトロ・東急、座席指定制の直通列車「S-TRAIN」3月25日デビューへ(2017/01/10記事)
西武「40000系」お披露目の様子
外観
埼玉県の小手指車両基地にやってきました。
外観の第一印象は「白い」!実際の車体色は銀色(アルミ車体)ですが、新しいからか車両基地に居た他の銀色の車両よりも明るい印象でした。
そして「40000系」は帯状のラインカラーではなくドアに色が付いているのが印象的。
実際に見ると前面は写真で見るよりも丸みがあるデザインです。
車両基地内の、近くの車両たちもヘッドライトが一瞬付いたのでパチリ。
10号車の前方側面です。オレンジ色の窓の部分が「パートナーゾーン」です。とっても大きな窓。
車外からも車内設備の位置が分かりやすいピクトグラム。
例えばこのドアであれば、入って左側にフリースペースがあるという意味です。
号車表示も可愛い水玉のようなデザイン。
側面の行先表示機の横には、この車両がロングシート/クロスシート転換車両であることを示す「LONG/CROSS」ステッカーが貼られています。
「40000系」車内(ロングシート状態時)
では、いよいよ車内に入ってみます。まずは「ロングシート状態」にセッティングされた車内の様子です。
通常は7人掛けのロングシートが入る幅ですが、この車両はクロスシート転換仕様のため、2人掛けが3つ並んだ6人掛けとなり、すこしゆったりした座席配置となります。
座った目線から見るとこのような感じです。
クロスシート時に使用できる足元ペダル部分が収納されています。
「40000系」車内(クロスシート時)
続いて、クロスシート状態の車内を見学してみます。先ほどのロングシート状態から90度回転して前向きの座席となりました。
2017年3月にデビューする座席指定制列車「S-TRAIN」ではこのクロスシート状態で運用されます。
車内の印象がガラリと変わります。
窓側の席に座った目線です。足元は思っていたより広かったです。
背面にはコートなどが掛けられるフックと、ドリンクホルダーが備わっています。
枕部分には頭上(荷棚)・足元の高温注意の表示と、コンセントがある旨表示されていました。
コンセントは、2席あたりに1つ、窓側の足元に付いています。
これは今日のお披露目で初めて知りましたが、クロスシート運用時は個別に乗客が足元ペダルで座席を回転できるということで、4人で向かい合わせで楽しむことも出来そうです。
「40000系」車内(車端部ロングシート)
車端部には3人掛けの固定ロングシートがあります。「S-TRAIN」として運行時この座席は「ロングシート」として販売されます。
3人掛けロングシートでは中間の2つの肘掛の下にコンセントが付いていました。
「40000系」パートナーゾーン(10号車)
10号車の運転室寄りは、鉄道車両としては目新しい空間になっています。「パートナーゾーン」です。
車いす・ベビーカー・大型荷物の乗客も快適に利用できるスペースです。
エリア内には軽く腰掛けられる、座面の浅い“腰掛座席”が用意されています。
車いす固定用ロープも収納されています。
パートナーゾーン内は床がグリーン系、壁面上半分が木目調のデザインで落ち着いた雰囲気でした。
、戸袋の広告スペースの枠も丸みのある特徴的なものでした。
窓は子どもでも景色を楽しめるよう、特に下方向にも窓が広く大人の膝あたりまであります。
パートナーゾーンから運転室側をのぞみます。前面展望も楽しめそうです。
「40000系」トイレ設備(4号車)
土休日の「S-TRAIN」では横浜エリア~秩父エリアなど長距離利用も見込まれることから、車いす対応トイレが4号車に設置されています。
トイレ内にはおむつ替えシートなども設置されています。
「40000系」そのほか車内の様子・設備など
その他の車内の様子を写真でご紹介します。
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