2017年6月17日、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」がデビューしました。改めてこの列車についてご紹介します。
記事後半では「最終トレーニング」での車内・クルー・立ち寄り地観光などの様子をオフィシャル写真でご紹介します。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」とは?
JR西日本の新たな豪華寝台列車。列車コンセプトは「美しい日本をホテルが走る」。
10両編成ながら、定員はわずか30名。客室車6両と、食堂車1両・ラウンジカー1両・展望スペース付き先頭車2両からなります。
どこを走るの?ルート・停車駅
大阪・京都~下関間を山陽周りや山陰周りで走ります。
途中で”立ち寄り観光”を含むクルーズタイプの寝台列車で、1泊2日片道コースから2泊3日の一周コースまで計5種類のコースがあります。
各コースの詳細:JR西日本、「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の運行ルート発表(2015年6月記事)
外観デザイン
車両の全体デザインコンセプトは「ノスタルジック・モダン」。
旧「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぎつつも沿線の風景に溶け込む「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムとラインをあしらいます。
「トワイライトエクスプレス瑞風」の客室
上質な懐かしさを感じられるアール・デコ調がベース。
客室は「スイート」「ツイン」「シングル」の3タイプがあります。
1両まるごと1室 - 「ザ・スイート」
1両1室のみという最上級個室「スイート」。
寝室、リビングが別々の部屋になっているほか、バスタブ付きの広い浴室も完備します。
通路側の眺望も楽しめる - 「ロイヤルツイン」
「ツイン」は収納式のベッドとなっており、昼間は広いリビングスペースを確保。
大きな窓で眺望を楽しめる上、ドアと可動壁を開けることで通路側の眺望も楽しむことができます。
1人用個室も -「ロイヤルシングル」
さまざまなニーズに応えられるよう、「シングルルーム」も1編成に2室用意されます。
以上3種類の客室をご紹介しました。各客室とも大きな窓と、随所に風を感じられるよう開閉できる小窓も設置されます。
食堂車「ダイナープレヤデス」
ややフォーマルな、特別な空間の食堂車。
車内での調理の様子や香りといったライブ感が伝わるオープンキッチンも。
ラウンジカー「サロン・ドゥ・ルゥエスト」
リラックスできる落ち着いたスペースとなるラウンジカー。
木を多用したインテリアで、バーカウンターや立礼の茶の卓、ブティックスペースを備えます。
展望室
空まで望むことができる大きな窓は車窓だけでなく、夜は星空も楽しむことができます。
進行方向最後部は外に出られる”展望デッキ”となり、「自然の風」が通り抜けてゆくのを体感することができます。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」はこのように沿線の豊かな歴史・文化・自然を味わえるよう、特に「車窓」や「風」を感じてもらう仕掛けが多いのも特徴です。
「最終トレーニング」車内・クルー・立ち寄り観光などの様子
下関駅での瑞風とクルーの様子
トワイライトエクスプレス瑞風の車窓
立ち寄り地観光(鳥取)
走行中の展望デッキ、展望車
食堂車・料理の様子
ラウンジカーの様子
料金・値段は?
トワイライトエクスプレス瑞風の旅は全て旅行商品として、トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスクや主な旅行会社で販売されます。
トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスクが販売を行う旅行商品の料金(第1期)はおとな1人あたり270,000円(1泊2日ロイヤルツイン2名利用)~1,250,000円(2泊3日ザ・スイート2名利用)。コースや時期、利用人数等により料金は異なります。
これから申し込むには?
デビュー日(2017年6月17日)現在、トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスクでは第3期(2017年12月~2018年2月出発)の申込みを郵送または公式ホームページにて受け付けています(2017年7月31日まで)。
第3期の料金やコースなど詳細は公式ホームページでご確認を。
写真提供(特記以外):JR西日本
リンク
豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」お披露目【外観・車内編】(車両の徹底紹介レポート。2017/02/23記事)
「トワイライトエクスプレス瑞風」運行スタート 1番列車の様子は(2017/06/17記事)