4/1からの消費税増税で電車の切符・運賃はどう変わる?

  • 公開 2014.03.28

いよいよ2014年4月1日より消費税率が5%から8%へ変わる。

これにより、鉄道の運賃はどうなるのか?また、ICカードと切符購入はどちらがお得なのか?といったことを改めて簡潔に整理してみたい。


首都圏等とそれ以外では運賃の改定体系が異なる


鉄道各社は原則、増税開始日の4月1日から増税分の値上げを行う。

但し、首都圏や東日本の一部の地方都市はICカード普及に伴い1円刻みの運賃を導入する。順を追ってみてみよう。


①増税に伴い鉄道各社は料金改定を実施


基本的に、税抜運賃に8%の消費税を加えた運賃を出し、1の位を四捨五入して10円刻みに運賃を設定するところが全国的に多い。


例)税抜運賃→8%税運賃→改定運賃
  150円  → 162円 →160円
  155円  → 167.4円 →170円


②首都圏や、東日本の一部都市圏では「切符・定期券」と「ICカード」の2種類運賃体系に


首都圏や一部の地方都市圏(東日本の交通系ICカード対応エリア)では、今回から「きっぷ・回数券」と、「ICカード」で同じ区間でも運賃が異なる制度を初めて導入する。

ICカード運賃を1円刻みにすることで、増税分をより正確に転嫁するというもの。

区間によって、「ICカード」の方が安かったり、逆に「きっぷ」の方が安い場合もある。


③首都圏の一部に限ってはICカードの方がおトク!


JR東日本における、ICの方が確実に安くなるエリア(一部例外あり)


その中で、首都圏の一部(JR東日本の都心エリアや一部の大手私鉄など)ではICカード利用時は8%の消費税を加えた運賃を小数点以下切捨てて1円刻みで、切符利用時は8%消費税運賃の1の位を切り上げて10円刻みで運賃設定をしており、ICカードの場合切符と同額または安くなるような料金体系になっている。


例)ICカード利用時
  税抜運賃→8%税運賃→改定運賃
  150円  → 162円 →162円
  155円  → 167.4円 →167円


例)切符利用時
  税抜運賃→8%税運賃→改定運賃
  150円  → 162円 →170円
  155円  → 167.4円 →170円


なぜICカードと切符の料金が異なるエリアと、そうでないエリアがあるの?


これはICカードの普及率が影響している。首都圏のICカード普及率は他地域に比べると高いため、増税により1円単位で運賃設定することで10円単位よりも、より正確に料金分配が可能となる。(切符は釣銭の関係で10円単位設定)

反対に、ICカード普及率が低い地域でICカード料金を1円単位にしてしまうと、切符利用の乗客との間に不公平感が出てしまう恐れがあるためICカード利用者も同じく10円単位設定となっている。


ICカード利用と切符利用どちらがお得なのか?


先程も触れたとおり、東日本のICカード対応エリアで鉄道各線の運賃表を比べてみると高い場合も安い場合も(同額の場合も)あり、どちらがお得かはケースバイケースとなる。

しかし、首都圏の一部や大手私鉄においてはICカード利用の方が運賃が高くなることがないよう設定されているためこちらを利用するのがお得といえる。


駅の運賃表の見方にご注意を!


路線図表示は切符運賃である事に注意


増税後の駅の運賃表だが、きっぷとICカードで運賃が異なるエリア・路線のものを見る場合は注意が必要だ。


自動券売機の頭上などに記載されている料金はすべて切符利用時の運賃。ICカード利用時の運賃を知りたい場合、付近に併記されるIC運賃対応表で確認する必要がある。(上写真参照)


あなたの利用路線はどの運賃体系?


鉄道会社やエリアによって運賃体系が異なる今回の料金改定。

各社のホームページにて、それぞれの運賃体系について発表しているほか、各駅で案内パンフレットや冊子などを配布している路線も多いので、ぜひチェックして頂きたい。

参考までに、首都圏のJRや大手私鉄の改定案内ページもしくは新料金検索ページのリンクをまとめた。


首都圏のJR・大手私鉄の改定案内または検索ページのリンク



最後に 4月に乗る定期券や特急券は3月中がおトク!?


3月中に購入した鉄道回数券や定期券、日付が有効な特急券等は3月中の支払いであれば今まで通り5%税率の運賃で4月以降も利用することができる。

鉄道利用の予定が決まっている方は、前回の増税時に大混雑だった窓口の事も考慮し早めに買うのがオススメである。



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記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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