『車掌さんになりたい』6歳、電車を貸切れる企画に当選し”車掌さん”に

  • 公開 2018.08.29

東伊豆海岸を走る伊豆急行で、1両でトコトコ走るレトロ電車「100系」の貸切列車企画の電車に同乗させて頂いたので、その様子をレポートします。


貸切列車企画って?


2018年4月から6月にかけ3回行われた企画(各1組限定)で、伊豆急下田駅から蓮台寺駅間を2往復・約1時間、貴重なレトロ電車を貸し切れるというもの。


募集時のパンフレット


1駅間(2往復)ではありますが貸切料金(30,000円)を支払えば1名でも利用が可能なユニーク企画で約100組もの応募があり、そのうちの3組が思い思いに貸切電車を堪能しました。


6歳少年、走る電車の“車掌”になる!


3回目(6月運行分)に当選したのは、青木たすく君(6歳)。お母様によれば、電車が好きで将来は車掌さんになるのか夢だそう。興奮してしまうのでなんと前日までヒミツだったというサプライズ企画!



伊豆急下田駅にやってきました。なんと留置線からの乗車!ヘッドマークも青い木に「たすく」の文字が描かれたオリジナルヘッドマークを装着。



まずはご家族で“乗客”の皆さまに挨拶。



たすくくんも走る電車の中で車内放送を体験。憧れの車掌さんになれて夢のよう!



お菓子もたくさん積み込み!



『ご乗車ありがとうございます!』記念乗車券を配布しながらご挨拶。



こんな感じのきっぷでした。



続いて車内販売カートを使って飲み物を配ります。ビールからジュースまで色々用意されていてビックリ!本当の車内販売みたいでした。



お菓子とともに配って回ります。



電車はあっという間に隣の駅「蓮台寺」に到着。ここで折り返しのため暫く停車。思い思いに記念撮影などをしました。



車内にはお子様用帽子も用意されていました。



自分の名前の電車に幸せそうな、たすくくん。



またまたお菓子を配ります。



電車は伊豆急下田~蓮台寺間を2往復。



乗客の子どもたちによる絵のサプライズプレゼントも!



「ぺるりん」も乗車していました。



あっという間に2往復が終了し、伊豆急下田駅に到着。最後にたすくくんが記念乗車券に挟を入れました。



『ご乗車ありがとうございました!』



普段から、自分の乗った電車は降りたら必ずホームでバイバイするほど電車好きなたすくくん。運行後は『みんな楽しんでて嬉しかった。車掌さんになってしゃべれたことが楽しかった!』と幸せそうでした。

お母さまによれば、準備で特にこだわったのはヘッドマーク。(名字が青木なので)”青い木”をバックに『たすく』と描かれたデザインはお母様が考え、伊豆急行とサイズなど色々調整をして実現したそう。

いざ当日を迎えると『乗客は家族だけだと思っていたら、沢山の人に乗ってもらって嬉しい。乗ってくれた皆さんが温かく、アットホームで楽しかったです』とのことで、『今度は伊豆の観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」や「伊豆クレイル」にも乗りたい!』とのことでした。

応募から準備そして当日まで、とにかくご両親の愛を感じることのできた『たすく号』でした。


【伊豆急鉄道新聞】


伊豆急鉄道新聞 - 記事一覧


@izukyushimbun - Twitter

伊豆急鉄道新聞 - Facebookページ


【伊豆急オモシロ駅長とは!?】

伊豆急行や伊豆エリアのPR、駅を拠点とした地域の活性化などに取り組むべく計8組が活動中。鉄道新聞®編集長の筆者(福岡誠)も応募し「鉄道新聞駅長」として活動。

メイン活動【伊豆急鉄道新聞】記事では、オモシロ駅長ならではの切り口で「鉄道」そして「伊豆」を発信してゆきます。※オモシロ駅長は原則無報酬での活動です。

伊豆急オモシロ駅長 - 伊豆急行





記事内の情報は全て掲載時点のものです。

  • 最新情報をいち早く入手!
  • 楽しい動画を発信中!
  • 今すぐ旅がしたくなる!