【2019/2/14】お披露目のレポート記事はこちら!
→お披露目された「Laview ラビュー」 西武新型特急はココがすごい! (2019/02/14記事)
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西武鉄道は2018年10月29日、新型特急車両発表会を行いました(速報はこちら)。その様子をレポートします。
西武新型特急「Laview ラビュー」って?
2019年3月にデビュー予定の西武鉄道の新しい特急車両。現在運行している“ニューレッドアロー”以来25年ぶりの新型特急車両です。
建築家・妹島和世氏がデザインを監修。外観・内観とも「いままでに見たことのない新しい車両」を目指し作られました。
ココがポイント!
「Laview」について筆者が特にココはポイント!と感じた点を6点簡単にご紹介します。
①インパクト大!球面形状の前面
前面ガラスには、国内初となる曲線半径1500mmの大きな三次元の曲面ガラスを採用しています。
②窓がとにかく大きい!
客室窓は幅約1.5m、高さ約1.3mにもなる大型窓ガラスを配置。沿線の景色を大パノラマで楽しめます。
③やわらかく風景に溶け込む車体
車体カラーはアルミ素材の車体に塗装を施し、都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザインになっています。
④ソファのような座席
『西武線といえばこの色』(妹島和世氏)の「黄色」の座席は鉄道車両ではちょっと珍しい形状。実際座ると「包み込まれる」ような座り心地でした。
⑤全席コンセント・Wi-FiもOK
全座席に電源コンセント(AC100V)を設置。また各車両には「SEIBU FREE Wi-Fi」が導入されます。
⑥車両自体は地下鉄直通対応
西武鉄道によると、既報の通り車両自体は地下鉄線の走行に必要な設備等を搭載しているとのこと。近い将来地下鉄乗り入れの列車としても走るかもしれませんね!
どうやったら乗れるの?
2019年3月より池袋~西武秩父間で特急「ちちぶ」「むさし」(料金・販売方法は現行と同様)として運行開始予定、2018~2019年度にかけて順次「レッドアロー」車両を置きかえる予定となっています。
発表会レポート
続いて発表会の様子や、展示された実物座席をレポートします。
東京都港区の芝公園にある東京プリンスホテルで西武鉄道 新型特急車両発表会見が行われました。
まず西武鉄道取締役会長 後藤高志氏による主催者挨拶がありました。
このプロジェクトが始まったのは2014年。そして昨日(2018年10月28日)同社の小手指車両基地に第一編成が到着したとのこと。
続いて、プロモーション動画が公開。今後西武電車内のビジョン等にも流れるとのことです。
この記事の最後部でプロモーション動画をご覧いただけます。
次に西武鉄道代表取締役社長の若林久氏より、車両形式が発表されました。今までのパターンとは全く異なる「001系」。
これは同社の次世代フラッグシップトレインとして「いままでに見たことのない新しい車両」であることと、「次の100年に向けた出発点である車両」であることを表現するため、100年を逆から表し「001」表記とし、「00」には「∞(無限)」の可能性の意味も込め「001系」としたとのこと。
続いて、いよいよ愛称名の除幕です。その名は…
「Laview(ラビュー)」。
L:贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間
a:矢(arrow)のような速達性
view:大きな窓から移りゆく眺望(view)
『都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急として、多くのお客さまに特急電車での旅を楽しんでいただきたい』という想いが込められているとのことです。
次に、建築家の妹島和世氏が車両デザインに込めた想いを説明。
窓の下方にはグラデーションのドットを入れているとのこと。
同社の秩父エリアCM等にも出演している女優の土屋太鳳さんが登場、座席スペースを紹介しました。
座席を向かい合わせにして…
リクライニングも可能。
最後にフォトセッションが行われました。
座席実物レビュー
会場では同列車の実物の座席が展示されました。
実際に座ってみると、座面は柔らかく、また『包み込まれる』感じがしました。
鉄道の座席ではあまり見ない形状で『リクライニングするの!?』とも一瞬思ってしまいましたが、普通にリクライニングできます。倒すと外側の肘掛けも一緒に動き、それがちょっと新鮮でした。枕も上下に動かせます。
コンセントはシート間の腰掛下にありました。
【動画】「Laview」PV
【動画】PV(1分バージョン、発表会場での上映の様子)
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