東急電鉄『平日夜に座れる』車両 「Q SEAT」お披露目

  • 公開 2018.11.10

2018年11月10日、東急大井町線の『平日夜に座れる』サービス「Q SEAT」車両がお披露目されましたので、その様子を写真を中心にレポートします。


Q SEAT Qシート

「Q SEAT」


「Q SEAT」って?



東急初となる平日夜有料座席指定サービス。大井町線の田園都市線直通列車で1日5本実施します。


「Q SEAT」のココがポイント!


Qシート 車内

「Q SEAT」車両 クロスシート時の車内


  • 品川エリアなどから大井町駅を経由して、田園都市線方面に帰宅する際の着席ニーズに応えるもの
  • 対象列車の1両(3号車)がクロスシート転換車両(45席)となる
  • 既存車両よりも広い座席、電源コンセントとカップホルダーを設置しているほか、車内Wi-Fiサービスも

それでは早速、お披露目の様子をお伝えします。


「Q SEAT」の外観



大井町線用の7両編成のうち2本について、3号車が「Q SEAT」になります。



「Q SEAT」用車両は車体にオレンジのラッピングが施されています。



編成全体の様子です。3号車だけオレンジ色で「Q SEAT」車両であることがすぐわかります。



「Q SEAT」連結編成の前面には、PRのヘッドマークが付いています。


「Q SEAT」の車内(クロスシート時)



有料座席指定サービスとして使用する際の車内です。前向きに座席が並ぶクロスシートとなります。



車内照明は他の号車が白系なのに対し、Q SEATは平日夜の利用でくつろげるよう、暖色系のLEDとなっています。



座ると、前座席側の下方(ヒーター付近)に2つコンセントが設けられています。



ちなみにコンセントはヒーターの前後両側についているので、ちょうど座面の下をのぞくとそちらにも付いており、使用もできるとのことです。



前の座席背面にはドリンクホルダーも設置。



ただし各エリア最前列は、その前が仕切り板のためホルダーは付いてません。



車端部は固定ロングシートになっています。


走る「Q SEAT」に試乗



お披露目後、東急田園都市線の長津田~中央林間の区間で試乗をさせて頂きました。



今回「Q SEAT」サービスとしてクロスシート運行するのは平日夜のみなので、明るい車窓はちょっと貴重!?



この車両、モーターつきの車両ではありますが最新型のため音もうるさくなく、静かで快適な空間でした。


どうやったら乗れるの?


この「Q SEAT」サービスは2018年12月14日(金)よりスタート。

サービス対象列車は平日の大井町駅発19:30から23時台の間に5本、田園都市線直通の急行長津田行きとして運行します。



サービス乗降可能駅は大井町・旗の台・大岡山・自由が丘で指定料金は区間にかかわらず400円です。

指定券は専用サイト「Qシートチケットレスサービス」やサービス乗降可能駅の有人改札窓口にて当日買うことができます。


「Q SEAT」サービス対象列車の時刻表

「Q SEAT」サービス対象列車の時刻表


サービス対象列車も3号車以外は特別料金不要の通常の急行列車です。また対象列車以外で「Q SEAT」車両連結の場合は、3号車はロングシート転換となり特別料金不要で乗ることができます。



ロングシートに変身!



クロスシートからロングシートに転換する作業を見せて頂きましたのでご紹介します。



「Q SEAT」の車内(ロングシート)



「Q SEAT」サービス時以外の運用ではこの号車はこのようにロングシートになって、特別料金不要で乗ることができます。



「Q SEAT」その他





座席は乗客が回転させることもできます。4人利用の際など、向かい合わせにできますね。








記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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