JR東日本仙台支社は1月29日、東日本大震災により甚大な被害を受けた仙石線について、2015年5月30日に全線運転再開することを発表した。
また同日より、東北本線の「仙台駅」と仙石線の「石巻駅」を結ぶ新ルート「仙石東北ライン」を運行開始する。
4年ぶりの全線運転再開、高台移転駅も
JR仙石線の「高城町駅」~「陸前小野駅」間は特に被害が大きく、今なお不通となっている。
2015年5月30日より運転を再開し、仙石線は4年ぶりに「あおば通駅」~「石巻駅」間全線で運転を再開する。
津波被害の大きかった「東名(とうな)駅」「野蒜(のびる)駅」を内陸の高台に移転し、「陸前大塚駅」~「陸前小野駅」間は新しい線路で運転再開する。
ハイブリッド車両で新ルート列車も運行開始
またあわせて 東北本線「塩釜駅」~「松島駅」間と仙石線「松島海岸駅」~「高城町駅」間に両線を結ぶ接続線を整備し、この線を経由して東北本線の「仙台駅」と仙石線の「石巻駅」を結ぶ「仙石東北ライン」を新たに運行する。
仙石東北ラインは、新型のディーゼルハイブリッド車両「HB-E210系」を使用して運転する。
画像提供:JR東日本仙台支社
・仙石線全線運転再開ならびに仙石東北ライン運転開始日の決定について(PDF) - JR東日本仙台支社プレスリリース
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