2025年11月14日、「東大阪の工場見学ツアー～新幹線の安全を支える裏側に潜入～」が開催されました。その様子をレポートします。
このツアーは、JR東海が実施する「わく鉄スタンプラリー」キャンペーンの一環として企画したもので、新幹線の乗車や駅の来訪に応じてデジタルスタンプを集めた人の中から抽選で40名が当選した『東大阪の工場見学賞』ツアーです。
参加者は、「電業」本社工場にて、同社および「ハードロック工業」の取り組みや製品などについて学びました。
見学ツアー会場となる「電業」本社工場へ！
JR東海の担当者から、東大阪市はモノづくりの町であることや、そして東海道新幹線に関わる2つの企業を紹介
まずは、「電業」の近隣にある「ハードロック工業」が出張講座
同社は新幹線の床下部品などを固定するネジ（ゆるまないナット）を加工製造
ナットの振動試験も実演
ハードロックナットの締め体験に参加者も夢中！
参加者には、実際に東海道新幹線の床下を守った、印つきの同社の部品をプレゼント
可愛い顔はめパネルも
続いて「電業」の説明。東海道新幹線には1958年の建設計画時から参画
新幹線の架線/架線柱まわりの金具（電車線金具）を製造している
その金具をつくる鋳造工場を実際に見学
砂型を手作業で作製する工程を見学
自動で砂型を作製する機械
参加者も操作体験！
砂の型にアルミニウム青銅を流し込み、 鋳物（いもの）を作る
作られた金具は、このような場所に使われている
参加者に実際の金具をプレゼント
今回のツアーについて、JR東海によれば『東海道新幹線に使用される鉄道部品の製造工場を実際に見てもらうことで「新幹線や鉄道の安全を支える東大阪のものづくり企業」の存在を知っていただく』ことを目的としており、『鉄道が好きなお子様に「こういった仕事があるんだ」と感じてもらったり、鉄道ファンの皆様にとっても”電車に乗るときの目線が少し変わる”ような、そんな体験のきっかけになれば』という思いで企画したとのことです。
働いている社員さんたち
「電業」
濵谷利輝さん
三原秀美さん
「ハードロック工業」
営業グループ 営業1チーム 濵田 脩成さん（左）、品質保証グループ グループ長 高畑 健さん（右）
総務チーム 寺田 七海さん（左）、製造グループ 加工チーム 主任 貞山 浩毅さん（右）
取材させて頂き、ありがとうございました！
一覧に戻る
