2021年10月31日、JR九州の観光列車「或る列車」の『コース料理』試乗列車に乗ってきました。その様子を写真を中心に記事で紹介します。
スイーツ列車が内容リニューアル
「或る列車」は、 2021年11月13日(土)より 、これまでのスイーツコースから、本格的なコース料理を満喫できる列車に生まれ変わります。
運行ルートも博多~由布院間に変更し、風光明媚な久大本線の景色を眺めながら、九州の旬の厳選された食材を使った料理を楽しむことができます。
例えば、行きは「或る列車」で食事を楽しみながら由布院へ。帰りは、特急「ゆふいんの森」で。などといった旅行が可能になります。
「ななつ星in九州」を除くJR九州のD&S列車(観光列車)では初のフルコース料理を楽しめる列車となります。
由布院駅からスタート
由布院駅に「或る列車」がやってきました! pic.twitter.com/w96MopnvH0
— 鉄道新聞®︎ (@tetsudoshimbun) October 31, 2021
今回試乗したのは、新ルート(博多~由布院間)の日曜日「午後便」。13時47分に由布院駅を出発し、博多へ向かいます。
或る列車、由布院駅ホームで金のオーラを放っています。
4時間弱掛けて、「ゆふいんの森」と同じルートで博多へ向かいます。
いよいよ乗り込みます。
列車の中とは思えない豪華さ!
或る列車の試運転、由布院駅を発車しました。ホーム先端に足湯があります! pic.twitter.com/2ELQqNGFmB
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これまでのスイーツがメインのコースから、コース料理にリニューアル。
料理の監修は、引き続き東京・南青山“NARISAWA”オーナーシェフ 成澤 由浩氏が担当します。
或る列車、乗るとまずウェルカムドリンクを頂くことができます。 pic.twitter.com/cAgK934zwg
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いよいよ、或る列車の食事です。
まず、前菜とスープです。九州の食材がふんだんに使われます。
或る列車の由布院新ルート、車窓も色々楽しめます。
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豊後森駅(旧豊後森機関庫)は特にアナウンスもなく見逃してしまいましたが、慈恩(じおん)の滝は案内があり、ちゃんと見られました。 pic.twitter.com/gzkSv5I4Rb
夜明駅で約8分停車。ホーム散策ができます。
出発は、クルーが鐘を鳴らして知らせます。
筑後吉井では「ゆふいんの森」とすれ違い!(慌てて柱が被ってしまいました…)
さらに「ゆふ」を先に譲りました。
厨房では、メイン料理の仕上げが進んでいます。
コース料理のメインです。パンを添えて。
或る列車新コース、弥生が丘駅に停車中です。
JR九州の担当者によると、きょうは訓練運転で、先程中継した駅も含め途中停車駅については、調整が入る可能性もあるとのことです。本番を前に入念なチェックが続きます。
メインのスイーツは雲海に見立てた栗のスイーツ。素敵な器は敢えて気泡が入っていて、テーブルに美しい影が出来るのも見どころです。
最後のお茶菓子です。これまでスイーツをメインにしていた列車とあり、スイーツに並々ならぬこだわりを感じます。
ドアが、可愛い!
デッキには、モチーフとなった幻の豪華客車、通称或る列車の模型が展示されています。
「或る列車」は終点博多駅に到着しました。
どうやったら乗れるの?
コース料理にリニューアルした新しい「或る列車」は2021年11月13日、博多〜由布院間でデビューします。
これまでは定期的に運行ルートの変更を行なっていましたが、今後当面の間は博多〜由布院間で運行区間を固定するとのことです。
「或る列車」は旅行商品として発売。JR九州企画・実施分と全国の主な旅行会社企画・実施分があります。詳細は同列車公式ホームページに掲載されています。