電車ドリンク・スイーツ登場

川崎市幸区の鉄道カフェ「さちもり駅」10月&3月開催レポート

  • 公開 2022.03.17
  • Posted by 矢野 ひろこ

2021年10月と2022年3月、川崎市幸区で鉄道カフェ「さちもり駅」が期間限定で開催されました。「行けない…」「行けた楽しさを振り返りたい!」という方のために、"鉄分"(鉄道成分)たっぷりなカフェの様子を、地元レポーター(4歳の子鉄母)がレポートします!


第1回;2021年10月開催の様子


※2022年3月開催とは一部内容が異なります。


ドアには行き先表示も。


ドアの上。写真では反射してしまって見にくいですが、何線の表示か分かりますでしょうか?「川崎行き」「次は鹿島田」と書かれてます。そうです、南武線!会場の幸盛HOUSE(さちもりはうす)はJR南武線鹿島田駅から徒歩7分のところです。


店内には貨物列車の電車おもちゃが並んでいます。


川崎市幸区には新鶴見信号場、そして新鶴見機関区というJR貨物の車両基地があります。ちびっ子たちが駅前で貨物列車をじぃっと見つめていられるのも、幸区にこの基地があるお陰です。


壁には、なんと南武線が!(来訪時未完成)。運転士(?)は編集長の福岡です。似てる!


手前の柵はキッズスペースになっていて、この日も小さいお子さんがおもちゃで遊んでいました。このお向かいが客席なので、お子さんを見守りながらゆったり過ごすことができます。もちろん、大人1人利用も多かったです。


店内を満喫したところで、いよいよ限定メニューを頂きます!まずは『鬼ヶ島』。


鉄道新聞社監修のもと、幸盛HOUSEがゼロから開発した完全オリジナルメニュー。見た目だけではなく素材や味にもこだわりが詰まっています!


『鬼ヶ島』という名前、青、貨物…。何の電車からインスパイアされているか分かりますでしょうか?そうです、鬼退治に行きそうなあの電車です。アイスにちょこんと乗ったピンクと黄色のラムネも車両のポイントカラーですね。

目にも涼やかなこの青。車両と同じ鮮やかなブルーは、バタフライピーというハーブを使ったゼリーで表現。人工着色料ではないのです。天然の色ですからお子様にも安心ですね。


バタフライピー


味も甘すぎずスッキリ!だんだんバニラアイスが溶けてきてほんのり甘さが加わったり、バタフライピーのゼリーをクラッシュしてつぶつぶ食感になったり。ゆったり飲んでいくのが楽しく感じるドリンクでした。


つづいてのメニューは『坂田金時』。


金時、赤い本体にほんのりグレー、貨物…。そうです、マサカリ担いだあの機関車をイメージしています。手前の信号機チョコ(※10月のみ)も可愛い!

こちらも天然の素材で作られていて、赤色は上からブラッドオレンジ、トマトジュレ、グレーは食用竹炭を使ったミルクゼリーです。あのブルーグレーを美味しいドリンクとして再現されているとは…開発の努力を思うと頭が下がります。


3つの味が層になっているので、これまた飲み進めるのが楽しい!ブラッドオレンジの酸味で口の中がキュッとした後に、ミルクゼリーのほんのりした甘さがふわっと。次の一口はどんな味かな?とわくわくしながら頂きました。


これらのドリンク片手に幸区の電車散策…なーんていうのも良さそうです。幸区には電車を見られるスポットがたくさんありますからね。「ちょっと足を延ばして矢向踏切(川崎駅近く)まで行ってみようか」とお散歩するのも気持ちいでしょう。


商品開発を担当された市川さん。当日はパーサースタイル。美味しいドリンクをありがとうございました!


こちらは商品開発を担当された市川さん。当日は車内販売のパーサースタイルで働いていらっしゃいました。美味しいドリンクをありがとうございました!


もう1つ、『乱舞線(らんぶせん)』という、とっても鹿島田らしいスイーツもテイクアウトしました。後ほどご紹介しますのでお楽しみに!



さてドリンクを頂いて落ち着いたところで、2階で開催されていた電車縁日にもお邪魔しました。



鉄道グッズが貰えるハズれなしガチャや、先頭車両と後続車両があって、連結できるおもちゃの電車すくいなどがありました。



そしてTシャツやタオル作りも。電車などの絵や写真を印刷してグッズを作ってくれます。


親子でいらしていた方が家族写真でタオルを作っておられました。とってもキレイにくっきり印刷されていて、見ていたお客さんたちから歓声が。できあがりまでもスピーディでみなさん嬉しそうでした。


1階レジ付近には電車柄で作られたハンドメイドグッズも。これは!子鉄母のテンションUPです。子どもの喜ぶ顔が目に浮かびます。


編集長は、Tシャツ自体が電車(行先LED付き)!伊豆急「キンメ電車」だそうです。


編集長の福岡をパシャリ。衣装は編集長の別の顔、伊豆急行のPR大使「伊豆急オモシロ駅長」スタイルでした。ちゃんと中央に本当のLED行先表示(熱海行き・伊豆高原行き)が出ていて、自分でプログラミングしたとのこと。溢れる電車愛…!


編集長にインタビューしてみました!


いつもは鉄道会社の担当者などにインタビューをしている編集長の福岡ですが、監修者という事で逆にインタビューしてみました(※10月開催時の内容です)。


カフェがオープンしてみて、いかがですか?


福岡編集長:「今日は子供連れのお客さんが多くきてくださって。みなさん楽しんでいる様子で、良かったです」


Q:オープンまでに何か工夫された点はありましたか?


福岡編集長:「モデルとなる電車のデザインをリアルに再現したくて、カフェの方に頑張っていただきました。例えば乱舞線はどうしても車体の3色をキレイに出したくてこだわりました。色の層がギザギザになったり、色の比率がずれたりして…。実は一度は完成しかけたメニューを全く別のもので作り直してもらったんです。そのお陰でとても素敵な、しかも美味しいものができて、とっても嬉しいです!」


お客様からの反響はいかがでしょうか?


「SNSでは美味しそう、とか行ってみたいというコメントを頂きました。今回は平日のみの開催でしたので親子連れの方が多い印象ですが、大人の電車ファンの方も、お1人様も大歓迎です!いろんな方に電車の楽しみを味わってもらいたいと思っています」


Q:今後はどのようなことを企画していますか?


「弊社の地元である幸区でまた鉄道イベントをやる予定でいます。その時にカフェの第2弾ができたらいいな…と考えています。」


お話し中も「本当は○○もやろうと思っていた」「××の準備が間に合わなくて…」などいろいろアイディアが出ていました。第二弾に期待です…!



さて、お待たせしました。最後に乱舞線(らんぶせん)というスイーツをご紹介します。編集長が車体の色を出すためにこだわったという一品です。今回テイクアウトにしたのは、この写真が撮りたかったから!



やったー、ツーショット!(?)編集長こだわりの色のバランスが伝わりますでしょうか?黄色、オレンジ、茶色の太さ。うん、間違いなくこの電車ですね!


こちらもとっても体に優しい素材で作られていて、黄色とオレンジは野菜ジュースのゼリー、茶色部分はなんと、水ようかんです。



線路が作れるようチョコレート菓子付き。出発進行!我が家の子鉄は「なんぶせん、おいしいねぇ~」とニコニコしていました。

ドリンク、展示、ゲームなど、さまざまな面から鉄道を楽しめる鉄道カフェ。たっぷり満喫しました!欲を言えば、やはり千葉から久里浜まで走る青いアイツもぜひ参加してほしかった…。鹿島田の大親友、新川崎を走る大事な電車ですからね!


第2回;新作登場!2022年3月の様子


2022年3月、川崎市幸区主催の鉄道企画展示イベント「鉄ハグ」、鹿島田会場の会期に連動する形で、第2回鉄道カフェがオープン。今回は土日を含む7日間開催となります。


その昔…新川崎駅と鹿島田駅の間に幻の駅「幸盛駅」があった…とか、無いとか…


3月開催では、ついに青い電車モチーフの新作スイーツ『よこすか泉(せん)』が登場。


『鬼ヶ島』同様のバタフライピー(青)、それにチーズタルトの断面で、新型車両の側面の上帯を再現。


"鉄分"の濃ゆい店内。


前回好評だったメニューも日替わりで登場。一部商品は改良を加えバージョンアップ。


初日から3日間は「新百合ヶ丘鉄道模型クラブ」のご協力により2階イベントスペースに、川崎市幸区を走る電車がNゲージジオラマを快走。鉄道カフェに華を添えました。


5日目も2階イベントスペースに『電車部屋』が出現。


持ち帰りスイーツとして登場した、今にも成田空港へ飛び立ちそうな創作チョコ『エックス』。


鉄道お菓子なども販売。


記事内の情報は全て掲載時点のものです。

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