昨年度よりパワーアップ！
【乗車レポ】夜行「ウエストエクスプレス銀河」グリーン車で和歌山観光
- 公開 2022.12.14
- Posted by 伊東 知也
2022年12月5日、JR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS（ウエストエクスプレス）銀河」の『紀南コース』に乗車してきましたので、その様子をお届けします。
JR西日本の担当者によれば『昨年度よりも“おもてなし”が更にパワーアップ』したとのこと！
「紀南コース」は2022年10月3日〜2023年3月8日の特定日に運行するルートで、京都～新宮で運行、新宮行きは夜行列車、京都行きは昼行列車として運行します。
紀南コースの運行経路(「ウエストエクスプレス銀河」特設ページより)
今回試乗した下り列車は京都駅を夜の21:15に出発し、途中長時間停車などもしながら、終点新宮駅には翌9:37に到着する夜行特急列車です。
京都駅31番のりばに来ました。発新宮行き夜行列車「ウエストエクスプレス銀河」はここから発車します。
今回乗車するのは、1号車のグリーン指定席「ファーストシート」です。
向い合せシートが8ボックスだけ並ぶ豪華な車内です。
夜行列車では、この2席を一人で使えます。贅沢！
クッションやシーツなどのリネン類も用意されています。寝台列車と違ってスリッパや浴衣はないので、必要な場合は持参しておくと便利です。
テーブルランプは星型のデザインになっていておしゃれ。
照明のスイッチパネルには電源コンセントやUSBも。長距離列車では助かります。
シートの上には広々とした荷物棚。キャリーケースもそのまま置ける広さです。
カーテンを閉めて個室のようにすることもできます。
21時15分、京都駅を出発しました！
大阪・梅田の夜景を車窓に眺めながら、ゆっくりと新宮に向けて進みます。
この「ファーストシート」、ベッド状に変身します。まずはテーブルをたたみます。
続いて、取っ手を引いて背もたれを倒します。
片側がフラットになりました。
もう片方も倒してフルフラットに。
シーツを敷きます。
クッションとブランケットを整えて完成！さながら寝台列車のよう！
ベッドに座るとこのような状態。列車の中とは思えない雰囲気です。
ベッドで少し寝転がっていると、和歌山駅に途中停車しました。
ホームの電光掲示板になにやら「中華そば」の文字が…？
添乗員さんの案内で、和歌山駅近くのラーメン屋さんへ。
乗客向けに夜食ラーメンのテイクアウトサービスがあります。
豚骨醤油の和歌山ラーメンです。持ち帰って車内でいただきます。
食後は車内の洗面台で歯を磨きます。アメニティの用意はないので事前に準備しておきましょう。
和歌山駅を出発すると、車内の照明が暗くなりました。
日付も変わったのでそろそろ休みます。カーテンを閉めておやすみなさい。
目が覚めると、和歌山県最南端の串本駅に停まっていました。ここではちょっとした下車観光ができます。
駅から貸切バスに乗って海辺にやってきました。
ガイドの方の案内で、橋杭岩(はしぐいいわ)という景勝地を見学。この日はタイミングよく日の出が見られました。
観光を終えて串本駅に戻ってきました。朝日を浴びる「ウエストエクスプレス銀河」もかっこいいですね。
車内で朝食が配られました。観光した橋杭岩の近くにあるレストラン特製の鯛めし弁当です。
海沿いを走る車内で食べる朝ごはんは別格です…！
海沿いをひた走り、新宮駅はもうすぐ。
京都駅から約12時間、終点、新宮駅に到着しました！平安衣装でのお出迎えです。JR西日本の担当者曰く、「新宮ではぜひ周辺散策を！」とのことなので、さっそく行ってみます。
乗客向けに、まち歩きツアーがあります。大きな荷物は駅前の観光案内所に預けられます。
新宮駅から20分ほど、熊野速玉大社に来ました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、2004年に世界文化遺産に登録されています。ガイドの方が由緒を詳しく説明してくれました。
街歩きツアーは熊野速玉大社で終わりですが、帰り道に「新宮城跡」を見つけたのでちょっと寄り道。
残念ながらお城は現存していませんが、頂上からの眺めは最高です。目の前を流れる熊野川は県境。対岸は三重県です。
街中の店舗には「ウエストエクスプレス銀河」乗客向けの特典が受けられる店もあるので要チェックです！
紀南コースに乗るには？
「ウエストエクスプレス銀河」紀南コースは、2022年10月3日〜2023年3月8月の特定日に運行します。
現在、旅行商品としてのみの販売となっており、執筆日現在、2023年3月8日出発分までの申し込み（先着順）を電話で受け付けています。
旅行商品内容や申込方法など、詳細は「WEST EXPRESS 銀河」特設ページをご確認ください。
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日本旅行「ウエストエクスプレス銀河」紀南ルート予約受付ページ
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