2023年2月24日、山形新幹線の新型車両「E8系」がお披露目されました。
山形新幹線「E8系」って?
北陸新幹線・上越新幹線「E7系」に次ぐ新形式「E8系」。東京~新庄間を結ぶ山形新幹線に投入される新型車両(7両編成)で、現在の山形新幹線車両「E3系」を置き換えます。
「E8系」の営業最高速度は300km/h。秋田新幹線E6系(最高速度320km/h・定員330名)より定員を確保しつつ(355名)、現在のE3系よりスピードアップ(最高速度275km/h・定員394名)を実現。E5系との連結運転を行います。
車両への着雪対策として台車部にヒーターを搭載し、輸送の安定性向上を目指します。
E8系外観
先頭長は9m、空力解析により最適化されたアローライン形状を採用。営業最高速度300km/hです。
E8系車内
普通車のみお披露目されました。車内中央通路部は最上川の流れをモチーフとした柄を通し、通路を挟む腰掛に陽に照らされる紅花色を配色デザインとなっています。
電源コンセントを、普通車含め全席に設置。
また、全ての号車に大型荷物置場が設置されます。車椅子スペースを増設し、バリアフリーへの対応を充実します。また編成全体に、揺れを抑えるフルアクティブサスペンションを装備。乗り心地も向上します。
E8系乗務員室
いつから乗れるの?
山形新幹線の新型車両「E8系」は2024年春から順次デビュー予定となっています。
なお2023年2月末から約1年間にわたり、車両性能の確認等を目的とした試運転を、東北新幹線および山形新幹線で実施します。