2015年7月4日、かつて青函トンネル経由で青森~函館間を結んでいた快速列車「海峡」号が1日限りの復活運転を行いました。
午前9時47分に青森駅を出発、往復約400名を乗せて青函トンネルを駆け抜けました。
快速「海峡」ってどんな列車だったの?
快速「海峡」は、1988年から2002年まで青森から青函トンネルを経由して函館まで結んでいた快速列車です。
1988年3月の「青函トンネル」開業と同時に運行スタート。電気機関車が客車を牽引するスタイルの列車でした。
開業後数年間は「青函トンネルブーム」で賑わっていましたが、次第に利用者が減少。1998年3月からはアニメ「ドラえもん」とタイアップし、「ドラえもん海底列車」なども運行されていました。
そして2002年12月の東北新幹線八戸延伸開業のタイミングで、青函列車が特急(「白鳥」・「スーパー白鳥」)化されたため廃止。JRグループ最後の”客車を使用した定期普通列車”でした。
13年ぶりに復活した快速「海峡」
そして2016年3月の「北海道新幹線」(新青森~新函館北斗間)開業を前に、「青森県・函館観光キャンペーン」が行われており、その一環として今回13年ぶりにこの快速「海峡」号が復活運転されました。
海峡トンネル向けの電気機関車「ED79」と、それに牽かれた座席客車「14系」が日中に走る、貴重な姿が見られました。
画像提供:TACHI
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