名古屋市が、名古屋駅~金城ふ頭駅間を結ぶ路線「あおなみ線」の利用促進および、全国への名古屋の情報発信を目的とした「SL実験走行」の企画として名古屋に27年ぶりにSLが姿を現した。
16~17日に事前募集の一般客を対象とした「SL実験走行」が行われるが、それを前に13~14日には試運転や関係者試乗会が行われた。
名古屋エリアを管轄するJR(東海)にはSL(蒸気機関車)やSL用の客車を保有していない。
そこで今回の実験走行では、普段は琵琶湖エリアなどを中心に運転されるJR西日本のSL列車「SL北びわこ号」を牽引している蒸気機関車、「C56」および客車3両、最後尾に連結するディーゼル機関車1両を借りた上で実現させた。
なお今回の結果を踏まえ、今後同線に観光SLを走らせるかどうかなどの検討が行われる予定で、今後の動きが注目される。