ド迫力!「江ノ電」が目の前に見えるカフェ・ビュースポット5選

  • 公開 2017.02.10

鎌倉~江ノ島を結ぶ「江ノ電」こと江ノ島電鉄。路面電車のように道路を走ったり建物スレスレを走ったり、乗るのが楽しい電車です。


しかし裏を返せば、スレスレを走る江ノ電を楽しめる建物や場所が存在するはず…!?


ド迫力!「江ノ電」が目の前に見えるカフェ・ビュースポット5選

ド迫力!「江ノ電」が目の前に見えるカフェ・ビュースポット5選


ということで、行って探したらありました!同線ならではのド迫力『江ノ電ビュー』を楽しめるカフェやスポットを5つご紹介したいと思います。


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1、2通りの江ノ電ビューが楽しめる「Cafe 610」



まずは江ノ電・江ノ島駅にやってきました。小鳥さんが暖かそうな江ノ電カラーのセーターと帽子を羽織っていました。


Cafe 610

Cafe 610


そんな江ノ島駅のすぐ近く。江ノ電スレスレの場所に「cafe」の文字を発見。これはもしかして江ノ電ビューを楽しめるのでは!?



お店に入ると、何も言っていないのに「こちらの席がオススメなのでどうぞ。」と線路側の窓際席を案内頂きました。これは期待できそう…



とりあえずおすすめのケーキセットで心を落ち着かせました(意外と電車が来ない)。

暫くすると、ようやく踏切の音が聞こえてきました…!


江ノ電 目の前 カフェ

おおおおお!!(それ以外の言葉が出ない)


江ノ電が目の前に見えるカフェ

続いて反対方向の電車も来たので、”引き”の画角でパシャリ。こんな状況です。実際見ると相当な迫力です。江ノ電は単線なので、上りも下りも通る線路は一緒です。



お店の方に、「迫力ある景色ですね」とお話ししたところ、「2階はまた違った角度で楽しめますよ!」と、案内してくださりました。



なんと今度は江ノ電の屋根の高さくらいの窓から江ノ電を見下ろすことができました。車内も良く見えます(笑)



今にもぶつかりそうな距離感!線路側の窓からは江ノ電の屋根上のクーラーやパンタグラフを眺めることができます。



さて、江ノ島駅から鎌倉方面へ線路沿いに少し歩いた所にやってきました。


ここは2016/10/25の記事でもご紹介しましたが、大きな道路と線路が交差しているのに遮断機がない、「併用軌道」(車と同じ道路を走る)のちょうど始まりの地点。



ここでは江ノ電が通る際、ノスタルジックな『鐘を叩いて鳴らす昔の踏切音』も聞く事ができます。(詳しくは過去記事をぜひご覧ください)


2、もはや店自体が江ノ電。江ノ電もなかの「扇屋」


そんな交差点沿いに一際目立つ江ノ電スポットがあります。



老舗和菓子屋の「扇屋」です。お店の窓に江ノ電が映り込みます。しかしそれだけではありません!



ドーン!古い江ノ電の“顔”が“お店の顔”になっています。

お店の方に伺ったところ、1990年まで走っていた車両を譲り受け、1両まるまるは入らなかったので“顔”の部分をカットしてお店にいれたとのことでした。



お店の中も江ノ電グッズがいっぱいでワクワクします。



そして、このお店の名物といえばこれ。「江ノ電もなか」です。



10個入りで5種類の味が楽しめます。



中身はこのようになっています。パッケージも可愛い!



さて江ノ島駅の1駅隣、腰越駅から江ノ電に乗車。途中とても美しい車窓が楽しめます。


3、窓に入りきらない江ノ電と和定食のコラボ「ヨリドコロ」


稲村ケ崎駅で下車しました。少し歩いたところの線路沿いに赤茶色の建物が。


ヨリドコロ 鎌倉 江ノ島 稲村ケ崎

ヨリドコロ


テラス席に「CAFE」の黒板を発見。テラス席に座ってみたかったですが寒かったので店内へ入ってみました。



木の温もりと窓に入りきらない江ノ電のインパクトは絶大!カウンター席が空いていなかったのでコーヒーを頼んで、空くのを待ちました。



そしていよいよカウンター席へ。干物を使った和定食を楽しめるということで、この日のおすすめ「鯖のみりん干し定食」を注文。鯖は外はサクサク・中はフワフワ!



お店の方に伺ったところ、この建物は大正時代からの古い仕立て屋さんだったそうで、この物件と出会ったとき江ノ電の走行音が心地よいBGMになるのではと考えたとのことです。



このガラスは元々すりガラスでしたが透明にしてカウンター席を設置したとのこと。窓も開けてOK!“音鉄”な方にもオススメ。



建物スレスレを通り抜ける江ノ電、そしてタイミングがよいと、この路線ならではのちょっと“珍しい光景”も見られますよ。

お店のコンセプトは『鎌倉の日常を旅する』。まさに沿線外の者にとっては“非日常”な、“鎌倉の日常”を楽しめました。


4、鳥居の目の前を江ノ電が横切る。「御霊神社」


さらに鎌倉方面へ移動して、長谷(はせ)駅にやってきました。駅から線路沿いを少し戻る形で5分ほど歩いたところに「御霊神社」という神社があります。



鳥居が見えてきて神社への階段を上ろうとした瞬間…踏切が鳴って目の前を江ノ電が通過!風情があります。



踏切を渡って境内側から江ノ電を望みます。なかなか珍しい、鳥居と電車のコラボ。この神社もまさに『江ノ電ビュースポット』ですね。この後お参りをしました。


5、どうやって入る?線路から近すぎる甘味処「無心庵」


最後にお店に入る時間は無かったのですがどうしても、その『入口』が気になったのでご紹介します。


長谷駅からさらに鎌倉方向へ乗って、和田塚駅にやってきました。ホーム先端付近に、そのお店の入口はあります。



お店入口の目の前が線路!!どうやって入るのでしょう…!?



ちょっと先に、ホームから遮断棒のない踏切がありました。左右電車が来ていないか、注意しながら渡ります。



渡ったらお店の壁と線路の間のわずかな側溝板の上を歩いてたどり着けるようです。

お店に行くまでが『江ノ電ビュー』な、スリルある甘味処のご紹介でした。


『江ノ電ビュースポット』いかがだったでしょうか?江ノ電を乗って楽しむだけでなく、外側からスレスレの迫力を味わうのも楽しいですよ!


記事内に掲載の情報は全て取材・旅行地点のものです。


関連リンク


Cafe610

扇屋

ヨリドコロ



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