JR北海道はこのほど、北海道新幹線車両「H5系」の概要を発表した。北海道初の新幹線は、現在東北新幹線「はやぶさ」などで活躍中の「E5系」をベースに、一部デザイン変更を取り入れた車両となる。
ちなみに、Eは東:Eastの略、Hは北海道:Hokkaidoの略。
これにより、新函館(仮称)~東京間を最短で4時間10分程度で結ぶこととなる。
東北新幹線との直通を考慮し、東北新幹線「E5系」と同じイメージを持たせるため、外観デザインは緑・白を基調としている。
各種設備や構成、最高走行速度(320km/h)なども「E5系」と揃えている。
新幹線のファーストクラスにあたる、グランクラスも連結。グランクラスは1編成につき18名のみの空間だ。
”北海道らしさ”も織り交ぜられる
車両デザイン、基本色は前述のとおり「E5系」とほぼ同じだが、「E5系」ではピンクだった帯部分には紫があしらわれている。
これは北海道をイメージさせる花、ライラック・ルピナス・ラベンダーの色を模している。
また、内装の一部にも北海道らしいデザインを取り入れ、北海道への旅の連想や期待を演出している。
いつ落成するの?
H5系新幹線の第一弾は、2014年秋に落成する予定だ。
年内には、試運転も始まるという。
JR北海道プレスリリース(PDF)