西武鉄道は8月24日、新型通勤車両「40000系」を2017年春に導入すると発表した。
同社初の「ロング・クロスシート転換車両」を一部編成に導入するほか、同じく同社初となる「パートナーゾーン」を設けるなど、“進化したスマイルトレイン”となっている。
解説記事:進化した”スマイルトレイン” 西武鉄道、新型通勤車両「40000系」デビューへ - 導入予定路線などの情報も。
「40000系」は、現在「スマイルトレイン」の愛称で親しまれている「30000系」の後継車両として「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに、「やさしさ」「沿線に寄り添う」「未来志向・先進性」をキーワードとしている。
外観は、西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ、「山の緑と空の青」をイメージした同社線沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングを採用。
一部編成の客室用シートに、同社で初めて「クロス状態」と「ロング状態」に転換可能なシートを導入する。
40000系では、「車いす」や「ベビーカー」利用客や大きな荷物を持つ乗客にも快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を初設置。
車いすを固定することができる設備や軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか、子どもたちが車窓の景色を楽しめるように、従来より窓を大きくするなど「電車に乗る楽しみ」も提供する。
車内環境向上の取り組みとして、同社初となる「プラズマクラスター」を搭載。また情報配信装置「スマイルビジョン」を各ドア上に設置し、行き先・停車駅・駅設備案内・ドア開方向および運行情報を表示する。
「40000系」デビューは2017年春以降を予定。
導入両数は80両(10両×8本)。そのうち一部編成は「ロング・クロスシート転換車両」(予定)となる。製造会社は川崎重工業。
画像提供:西武鉄道
西武鉄道「40000系」解説記事
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