西武鉄道はこのほど、新型通勤車両「40000系」(2016年度製作導入編成)車両が完成したと発表した。
「40000系」車両では通勤車両としてだけでなく、観光車両としても利用できるよう一部の編成で「ロング・クロスシート転換車両」を同社で初めて導入する。
2016年度製作導入編成車両では、客室内から中づり広告をなくし、広告用デジタルサイネージ「Smileビジョン」を設置。
17インチディスプレイを2面横に並べ、1両あたり12~16面(1編成あたり合計156面)を設置し視認性向上を図る。
同編成では車両内に「SEIBU FREE Wi-Fi」および「電源コンセント」を導入。コンセントは主に「クロスシート」の時に使用でき、2席につき1つ設置。
また観光地へ向かう長距離区間でも安心して利用できるよう「トイレ」も設置する。
トイレは車いすでも利用でき、おむつ交換シートも設置。
また車いす・ベビーカー利用客や大きな荷物を持った乗客の利用を想定したスペース「パートナーゾーン」を設置している。
「パートナーゾーン」では車いすを固定することができる設備や、軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか、子どもたちが車窓の景色を楽しめるように従来より窓を大きくしている。
「40000系」は2016~2019年度にかけて80両導入予定。2017年春から順次運転を開始する。
リンク
西武・メトロ・東急、座席指定制の直通列車を2017年春に導入へ(2016/06/16記事 当車両を使用)
進化した”スマイルトレイン” 西武鉄道、新型車両「40000系」デビューへ(2015/08/24記事)
全席レストラン車両!西武鉄道「52席の至福」にひと足早く乗ってみた(2016/04/14記事)
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