静岡鉄道(静鉄電車)は2014年11月28日、新静岡~新清水間を結ぶ静岡清水線に新型車両を導入すると発表した。
約40年ぶりの新車が見せる"地方鉄道の役割"
同社は、鉄道の役割として「暮らしを支えるだけでなく、地域の賑わいや景観を創ることでもある」としている。
その上で、人口減少と高齢化社会に対応するこれからの街づくりの一翼を担い、新型車両が静岡のさらなる賑わいを創出し、地方鉄道の新たなシンボルとして輝く存在となることを目指しているという。
広く、明るく、清潔感のある快適な車内空間
車内もすべての人に利用しやすい快適な空間を追求したユニバーサルデザインになっている。
車内に液晶画面の新設し多様な情報提供を行うほか、座席端部に仕切り板や使いやすい吊り手やポールの採用、ベビーカー、車いすスペースの新設し乗客の安心感向上を図る。
さらなる安全性の向上
強度を強くした車体や車輪の滑走防止機能、故障発生時の早期復旧が図れるような機器構成(主要機器の2重化)を図り、さらに安全で安心な車両を目指す。
環境性能の向上
現行車両比で約50%の省エネルギー性能を追求。
ステンレス材の軽量車体や効率の良いモーター等の採用、照明もLEDとなっている。
新型車両の形式名はまだ未定。
2016年春にデビュー予定で、8年かけて2両編成12本を投入する予定となっている。
※エクステリアデザイン及びインテリアデザインについては現在検討中のイメージであり、実際のものとは異なる場合があります。
画像提供:静岡鉄道
静鉄電車 新型車両導入計画について - 静岡鉄道ニュースリリース